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ACをつけるとすごい音が鳴るとのこと。
実際エアコンをオンにするとエンジンルームから突然
「ぎゅるるるるるるるるるr!!!!!!!!!!」
と轟音が鳴り響き、エンジンルームを開けると
コンプレッサープーリーが回っていませんでした・・・
コンプレッサーの焼き付きですね
オイルで濡れてる様子はないですが長年オイルを補充していなかったのでしょうか
これは高くつくぞー。
これはアルミ粉がエアコンラインにどの程度回ってしまっているか、が問題です。
すべてのエアコンラインに回ってしまっては、すべての部品を交換しなくてはいけなくなり時間とお金がすごくかかってしまいます。
逆にアルミ粉が回っている部品をそのままにしてしまうとまたアルミ粉が循環してしまい、エキスパンションの目詰まりやコンプレッサーの摩耗が進みまた故障の原因になってしまいます。
なのでお客さんとよく相談することと、状態を把握することが大事になってきます。
今回の場合、上記のことを行い結果的にコンプレッサーとコンデンサーの交換、パイプ内の洗浄をすることになりました。
それでは作業に移りましょう!
①エアコンガス回収
②グリル、バンパーをはずす
③コンデンサーをはずす
INとOUTのパイプ、上側二個のネジを外すと上に抜けます。
※外したコンデンサー(左)、と新品コンデンサー(右)
カプラーとINとOUTのパイプ、固定ネジ三本を外すとはずれます。
※外したあと
⑤パイプ内を洗浄する
パイプは室内とコンプレッサー間(低圧)、コンプレッサーとコンデンサー間(高圧)、コンデンサーと室内(高圧)の三本があります。
パイプ内を覗くと、コンプレッサーとコンデンサー間のパイプのみアルミ粉のような黒い粉がついていました。
※そのパイプ(ごめんなさい中の写真は忘れました・・・)
今回の場合コンプレッサー焼き付きなので、エアコンラインにはオイルは残っていないものとして考えます。実際部品を外した際に一切濡れていたりしていませんでした。
なので合計の(パイプは三本)50㎤をコンプレッサーに入れていきます。
因みにコンプレッサー分のそれはリビルト品にすでに入っているので計算に入れなくていいです。(50㎤)
⑧逆の手順で元に戻す
パイプ、コンデンサー、バンパーなど組付けます。
⑨真空引きする
エバポレーターにもアルミ粉が残っている可能性があるため、多めに真空引きします。
因みに今回の作業では三時間しました。
⑩ガスを入れる
規定量のガスを入れます。
この車は370gです。
⑪エアコンの効き、ガス漏れ確認
問題なければ完了です。
⭐レシーバータンク内、乾燥剤の確認
レシーバーを開けて中を見るとフィルターと乾燥剤の下側にアルミ粉がついており、ここでアルミ粉をほとんど吸着してくれたようです。
※フィルターと乾燥剤