今野敏「初陣」隠蔽捜査3.5 スピンオフ作品

2010年発刊(2009~2010年の短編集)

竜崎の幼なじみの刑事部長伊丹中心の物語になっています

Webより

 

現場主義を貫く警視庁刑事部長、伊丹俊太郎。
彼の闘いを支えるのは、幼なじみで同期のキャリア、竜崎伸也だった。
男たちの堅く熱い絆。
超人気シリーズ『隠蔽捜査』をさらに深く味わえる、傑作短篇集。

 

「俺は、ここに残るべきなのか、さっさと東京へ行って

着任の手続きを済ますべきなのか、わからなくなったんだ。

組織として考えれば、ここにいるのはおかしい。

だが、俺は事案を途中で放り出したくないんだ」/

「何を悩んでいるのかわからない」(「指揮」より)

【収録作品】
指 揮 福島県警刑事部長時代
初 陣
休 暇
懲 戒
病 欠
冤 罪
試 練
静 観

警視庁刑事部長を務めるキャリア、伊丹俊太郎。

彼が壁にぶつかったとき頼りにするのは、幼なじみで同期の竜崎伸也だ。

原理原則を貫く男が愛想なく告げる一言が、いつも伊丹を救ってくれる。

ある日、誤認逮捕が起きたという報に接した伊丹は、

困難な状況を打開するため、大森署署長の竜崎に意見を求める(「冤罪」)。

『隠蔽捜査』シリーズをさらに深く味わえる、スピン・オフ短篇集。

文庫本

今回は伊丹側からみた竜崎や他の部下や上司たち

特に伊丹刑事部長のパフォーマンスは自分で作り上げた形であり

本心で無いところも垣間見えて面白い作品です

また伊丹の悩みに簡潔明瞭に答えを出す竜崎しかも当たっている

短編なのでスラスラ読み終えました。

初陣の締めの言葉でした。

 

もう次へ進む~のか・・・