内部被ばくの原因、改めて「呼吸が飲食の10倍」&「空間線量の10倍」 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

<抜粋>
「人間は環境化学物質の83%を空気(肺)から取り込み
食品からは7%
飲料からは8%に過ぎない
私たちが一日に呼吸する空気は約20キロ
食べ物や水の摂取量の およそ10倍」

村上周三・東京大学名誉教授
「住まいと人体、工学的視点から
(臨床環境医学 第9巻第2号、pp.49-62)

http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/6141f9bf3248cc892b75adf7349f1361
「呼吸するだけで被爆>吸気の影響は食べ物の10倍」というタイトル、
「原発問題」サイトの記事。(全文ご覧下さい)

去年12月の記事ですが、内部被ばくの原因として、改めて呼吸による取り込みについて考えています。

市民の指摘によれば、飲食はクローズアップされやすく、
食品放射能検査や出荷制限、あるいは海外の輸入制限について話題になりやすいが、
呼吸による内部被ばくの危険性が非常に高い事も同時に知らせていない為、
情報が偏り一種の隠蔽にも見えるとのことです。

吸気によって呼吸器から肺へ取り込む内部被ばくについて、311直後の5月に、国会に参考人として呼ばれて話をした小出裕章さんの記録の中にも、重大な発言がありました。


(3月15日に偶然東京に来ていたので空気を捕獲し研究所に持ち帰って解析ができた、あの時の東京の空間線量についてのお話をしています;その中から)

■2011年5月23日参議院行政監視委員会での小出裕章さんと孫正義さんの発言の抜粋
http://blogs.yahoo.co.jp/x_csv/20340493.html
<抜粋>
孫正義
私は現在、4台の線量計を持って毎日見ています。
政府が発表している新宿で0.07マイクロシーベルトくらいの数字が
発表されていますが、概ねその倍くらいの数値が私の線量計では出ています。

政府が発表しているのは、ガンマ線だけの数値で、
私のはガンマ、アルファ、ベータの3つとも合計した線量を示すものでした。

政府が発表している数値に嘘はないんだろう、
ただしそれはガンマ線のみを計っている。

ほんとにそれのみの計測でいいのか、
体内被ばくなどを考慮すると、トータルの線量で見るべきではないか、
というのが素朴な疑問です。

小出先生どうなんですか?


小出裕章
今、孫さんが非常に重要なことを御指摘下さって、
いわゆるガンマ線による外部被ばく線量と空気中の放射性物質を
吸い込んで内部被ばくをする場合の線量とは別々に考えなければいけないのです。

普通、政府が公表している、あるいは、マスコミに流れているのは、
1時間あたり何マイクロシーベルトというのが公表されています。
それは外部のガンマ線被ばく線量だけを公表しています。

私、先ほど東京に飛んできた放射能の空気を1時間吸入して
20マイクロシーベルトの内部被ばくをしたと話しましたが、
そのときの外部被ばくは、1時間あたり2マイクロシーベルトでした。
つまり、内部被ばくが10倍多いということです。

孫正義
内部被ばくの方が怖いわけですよね。


小出
そうです。


孫正義
内部被ばくの方がはるかに怖いのに、
一番怖い体内被ばくのそれを線量として発表しないというのが、
何か意図があるのか、何なのかというのが僕には分からない。

ですから、今日、この場で先生方がチェックされるべきは、
なぜ体内被ばくを議論しないのか。

それを議論するのに必要なベータ、アルファも合わせて計測し公表すべきではないか。



■内部被ばく
 呼吸や飲食などで放射性物質を体内に取り込み、体内から放射線を浴びること。
 体外からの外部被ばくに比べ継続的で危険が高い。


■被爆量の測定値、正しくは両方の値を考慮しなければならない
 外部被爆量+内部被爆量

 もし、上記の話に出てきた、「内部被爆は外部被爆の10倍」を適用して計算すると・・・
 年20ミリシーベルト(外部被爆)+200ミリシーベルト(内部被爆)=220ミリシーベルト(年)
 
 ※政府の年20ミリシーベルトは、外部被爆のみを考慮した値となっていたようです。
 したがって、最大被爆量はこんな感じになってしまいます。

 恐ろしい値になってしまいます。



■上記のまとめと追記の記事
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/4364f365dc9759ff80bcf784fe4bc5a2

空間線量2μSv/hの空気を吸ったときの内部被爆20μSv/h。
内部被爆は10倍多い(小出裕章)


■原発事故直後に聞いた田中優さんのお話では、人間は自分の身体の6倍の重さの空気を抱えているのだから、空気からの呼吸に一番気をつけるようにとおっしゃいました。
今年、3月に、ベラルーシの医師向けの研修会に参加された内部被ばく市民研究会代表の川根眞也先生が、報告会で、呼吸による被曝が一番危ないと言われたとのことでした。山下俊一らはもちろんこのことは知っていたはずで、日本には、牛乳などの食品からの被曝の影響でがんが増えたと、誤った情報を伝えたのではないだろうかと。
http://www.radiationexposuresociety.com/document


[お詫び]

当ブログの「低線量内部被ばく」テーマでは、最初の方ではずっと飲食が8~9割、呼吸と皮膚からの取り込みは1~2割という考え方に則って書いていたのですが、それが覆されました。

お詫びの上訂正をしなければなりません。
間違った情報を載せてきた事についてお詫びします。ごめんなさい。

過去記事にさかのぼっての点検はこれからします、すぐすべてをチェックしきれないと思うので、
ごめんなさい。よろしくお願いします。

(その時点では勿論その情報は出典があって、根拠のある主張だったはずなので、調べ直して何か議論があればまた、記事にしていきますが)
今の段階では吸気による内部被曝は飲食の10倍の危険性に疑問はありません。

事故から2年半、気づかない事がある…反省しています。