100Vバッテリー溶接機の再生修復
 投げても誰も拾わないような溶接機を何とか半年がかりで故障箇所を見つけ修復、200Vの溶接機にも劣らないものとなった。 家庭用100Vアーク溶接機を購入しても溶接能力なく宝の持ち腐れにしてしまうのではと思っていたから最高に治ってうれしい。
ポンコツ溶接機を修復できた事で、かなりの自己満足に浸っている。
溶接機の故障箇所は電源トランスに接続している整流ダイオードと放熱板間の絶縁不良だった。
常温でダイオード周りをテスターで計っても正常。少し使用し始めるとバッテリー充電側のブレーカが落ちてしまうのだ。
電源トランスの二次側の抵抗値をデジタルテスターで計るとショートに近い数値が出ていたので暫くはこの数値に振り回されていたが、トランスがショートしていたら100V側の電源ブレーカーが落ちてしまうのではと思い直しダイオードの不良と取り付け部の放熱板を全部はずしてジックリ慎重に分解したら絶縁用樹脂が劣化し、絶縁ギリギリの状態となっていた。 。(熱のために絶縁体が変形し役目を果たさなくなっていたようだ)
 
100V式充電バッテリーアーク溶接機の仕様
フロントパネルには100V電源ブレーカー、バッテリー充電ブレーカー、充電メーター、アーク溶接ケーブル接続端子(溶接能力三段階可変で溶接棒3.6㍉可能)などを装備している。
バッテリーは40Aクラスの物を三個直列に接続、下のBOXに収納され、重いので車輪にて移動可能となっている。
イメージ 1
 
 
アルミ製放熱板へ全波整流なのでダイオードを四個使用している。 そのうち故障原因である右下のダイオードの樹脂の絶縁体が劣化し熱を持つとショート状態となった。
イメージ 2