押忍。

 
 
赤井です。
 
 
最近面白い記事を読みました。
https://www.excite.co.jp/news/article-amp/Karapaia_52287005/#aoh=16005801792362&amp_ct=1600580233746&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&amp_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24s
 
 
合わせるからなんなのか、と言うことについては今回自分が書きたい内容からズレてしまうので割愛しますが、記事を読んだときに僕は「犬はそんな事ができるのか!?」と驚きました。
 
 
古来から自分たちが方角を知るために様々な方法が取られてきました。

 
代表的なものといえば日の出の位置を確認したり、北極星を確認したりといったところでしょうか?

 
文明や科学が進歩して、方位磁針が作られるとより正確なものとなりました。そして、現代ではスマホのマップで地図と一緒に確認できるまでとなり、正に科学万能の時代といったところです。

 
従って、昔の人か不便を強いられてきたものも、科学が発達した今となってはほぼ解消されたと言っても過言ではないと思います。

 
しかし待てよ?

 
人類が歴史とともに進化させてきた科学力をもってそうした便利さを生み出してきたとするのに、犬は最初から方角を知ることが出来たというのなら、人類の科学力って何なんだ?

 
人類がせっせと研究して「凄いぞ!大発見だ!」としていても動物たちにとっては、それがどうした?と言わんばかりに普通のことだったりするのです。

 
イルカは超音波を発して仲間とコミュニケーションをとったり、獲物を察知できるし、鳥は帰巣本能でどんな場所へ行っても帰ってくることができるし(完全には解明されていないそうですがどうやら磁気が見えるそうです)、動物には人間よりも能力的に優っているとも言えると思います。

 
人間はそうした動物的な高い能力を犠牲に高い知性を得ました。

 
しかし、高い知性を持った人間は、自らが作り上げた人間社会によって優劣を作り出し、貧富の差によって生まれた序列で苦しむ者もいます。

 
時間や他者に縛られず、地球に生きる同じ生き物なのに、ただ飯を食って寝る、という生き方が出来ない…。


ある意味で人間はこの知性という枷をはめられたと言っても良いのではないかと思います。

 
さて、そんな人間である自分もそうなのですが、かつて動物的な感覚に近づいたような現象を感じたことがあるのを思い出しました。

 
それはメンバーで合宿をした時でした。

 
場所は箱根恩賜公園。
全員で大自然の中で力禅をした時でした。

 
各々好きな場所で1時間半力禅をして集合場所に戻ってくる、というものでした。

 
自分も力禅に最適なポイントを探して少し公園内を散策しました。

 
公園がもともと山の中にあるので、端まで行くと地平線まで森が広がり、少し視線を下げると芦ノ湖が見え、正に絶景でした。

 
ここだ!と思い力禅を開始。

 
時間は限られているので有効活用しようと思い、一つ一つの力禅の時間を測りながら全てやろうと思いました。

 
すると、しばらく続けているうちに段々と時間を数え忘れるようになりました。

 
自分が今何分やったのか?そんな感覚は少しづつ薄れていき、自然に身を任せるように力禅をしていました。

 
耳には自然がもたらす静寂と、肌には澄んだ空気が触れ、吸い込んだ空気が体全体に広がり、自然と渾然一体となっているようでした。

 
その時、自分から完全に時間の概念が消え去り、そういうことか…と僅かに悟りました。

 
そもそも「時間」というものすら人間が生み出した概念です。

 
自分たちはこの「時間」によって大まかに生活サイクルが作られ、更に個人の生活リズムが生まれ、行動を決定づけています。

 
朝は起きて朝食を摂り、仕事に出かけ、昼に昼食と休憩を挟み、夕方までまた仕事をして、夜に帰宅し夕食を食べて寝て…。

 
この大まかなサイクルにより細かく朝は何時に起きて何時までに朝食を摂り、何時までに出勤しなければならないのか、など細かいところが個人個人の環境によって決められてきます。

 
ある意味で時間が規則正しい生活を作り上げており、朝が来て、昼になり、夜が訪れる、これが人間社会のベースにあります。

 
これが大自然に囲まれて力禅をしていると完全に消え去っていたのです。

 
その時の自分からすれば「今はまだ明るい」それだけでした。

 
朝でも昼でもなくただ空が明るい、としか思わなかったのです。

 
動物に時間の概念はないでしょう。

 
ただ、明るくなれば活動し、食事をし、暗くなれば寝るだけです。夜行性ならこれが逆転するだけです。

 
朝も昼も夜もなく、明るいか暗いかしかありません。

 
自分は少なくとも夜行性ではないので明るいから活動するだけです。

 
この時間の概念が消え去った時、漠然とこれが「地球」なんだと思いました。

 
自分たちに生きる場を与え、生き物を静かに育んで来た…これが地球なのかと。

 
そして地球もまた、無限に広がる宇宙に瞬く無数の星々の一つでもあります。

 
そこまで理解すると、力禅によって正しく自然、宇宙と渾然一体となりそのエネルギーを蓄えることができるなんて、改めて良い稽古だなと思うようになったのです。

 
そうして地球や宇宙と繋がれば眠っていた動物的感性が蘇り、先に書いた地球の磁場を察知できるなど、より深い感性が磨かれていくのではないでしょうか。

 
この感性が磨かれることで武道において「殺気」というものを感じるようになり、己の身を守るために必要な能力を高めることができるのだと思います。

 
今回は、そうした動物の驚くべき能力から、自分が体験したことを思い出し、書いた次第です。

 
大自然とは程遠い都会は喧騒にまみれて、自分の感性にノイズが生じやすいです。

 
それでも己の精神を乱されないよう、自分の稽古を積み重ねていきたいと改めて感じました。



 

 

☆渾身の短編映画ついに完成!!『告白』〜第2話〜☆


 達真空手の門下生であり、劇団 真怪魚にも所属する赤井ちあき、河辺林太郎、竜宮いかの三人が主演する『告白』シリーズの第2話が、短編映画として完成、一般公開されることになりました。

 

 

以下がその詳細情報になります。



 

劇団 真怪魚初のドラマ作品『告白』の公開から半年、コロナウィルスの影響を容赦なく受けて続編の撮影は困難が付き纏い、ようやく完成に漕ぎ着けました。

 

 

『告白』第2話は短編映画として制作され、国際ショートフィルムコンテストにも出品予定です。

 

 

先駆けてYouTubeにて、一般公開されました。

 

 

末期癌の宣告を受けた青年と彼に恋をする女性の心の葛藤と不思議な出来事を描いた物語です。

 

 

出演は、主演が竜宮いか、父親役に河辺林太郎、青年役に赤井ちあきが扮します。

 

 

劇団 真怪魚の座長でもある真崎 明がオリジナルの脚本を手がけ監督も務めました。

 

 

音楽は那音弥が担当、メインテーマ『舞妓』が物語を一層引き立てています。

 

 

劇団の拠点となる調布がロケ地で、ラスト多摩川のシーンは東京とは思えないほど美しい光景が印象的です。

 

 

 

上映時間は12分と短い作品ですので、お気軽にご覧いただけます。

 
 

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サムネイル

 


★こちらもご覧ください

【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】

 

 

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https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4

 

 

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