3連休の中日。
昨日昼間BASSONSのライブ、夜は蝕ですっかり疲れてしまい今日はゆっくり。
まだまだ一日フルで動くと翌日フルでダメージが来る。しばらくはこのサイクルでまわすしかなさそうだ。
世の中は激動だが。こちらまで激動しちゃうと飲み込まれてしまう。

さて、前回記事の真実さん。
自分のライブを観てラップを志すと曲りなりにも言って貰えて嬉しい。
ゼヒ自分でラップしてみて面白さを発見して欲しいと思う。

リンク先に行ってみたらすでに自作のリリックをアップしているようだ。
なので後はそれをいろいろなリズムに、HIPHOPの曲などに合わせて歌ってみるのが一番真っ当な練習だと思う。

で終わってもあれなので・・・一つ自分の考えをこの機会に。

自分が影響を受けた考え方に勝新太郎の芸事に関する考え方がある。

まねる・まねぶ・まなぶ

と言う3段階。

最初、まずは名人による芸をとにかく真似る。見よう見まねから始まっても良いがとにかく真似る。

良くHIPHOPはオリジナリティーが大事だなんてお題目があるが。
そもそも他を知らなければ自分がオリジナルだなんて分かるわけもない。
そこで世の中にある名演と言われる表現をまずは真似る。

そこで基本的な型や表面的なやり方などを真似てから、それに合わせて自分の表現したいものをなぞってみる。この段階をまねぶと言い、他人が完成させた様式などに自分の発想を取り込んでみる。
結果、自分のやり方・型というものが見えてくる。

この後の学ぶと言う段階ではそうやって一度つかんだ自分の型ややり方を成長、更新していく段階でその結果、自分の内面という世界でもたった一つしかない世界を表現する方法論を築いていく。
それがオリジナルへと繋がっていく。

芸事に関する実は厳しい修練の在り方を説いているものだと思う。

でも発端は・・・格好よいと思ったものをとにかく真似てみる。
ラップであれば、しっかりリズムに乗って言葉が演奏されているものを真似る。
これは決して無駄にはならないと思う。

俺の場合、それはZEEBRA&MUMMY-D、そしてSHAKKAZOMBIEの無限のスペースだったかな?
良く使ったトラックはMASTA ACEのSTYLE WARS。
繰り返しラップした中でライミングの構造などを自分で理解して行こうとしていた。
ただへそ曲がりでもあったため、まんまじゃないやり方は無いのか?とあれこれやった挙句。
イビツなスタートを切ってしまった感は否めない。英語でも書いてみたけど、聴かせる相手が日本人なのに英語はおかしいか?とやめた。

ラップという表現も浸透してきたとは言え・・・基礎から決まったやり方が実はまだない。
ギターやピアノとは随分違う。

なので上もあくまで俺の場合。人それぞれやり方はあると思う。

でも。とにかく楽しいと感じて欲しい。楽しいと感じるためならば練習なんて屁でもない。
いや練習自体が楽しいのだ。
今でも日課として朝起きたらビートを流してラップしている。スポーツ選手の走りこみくらいにはやっておかないと、だよね。

真実さんも頑張ってください!