タイプ2 バス オリジナルハーネス | だるまの車いじり

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油と工具にまみれた日々を快適に過ごしております。
そんなおバカな生活の一部をご紹介できればと思います。

作業からちょっと時間が経ってしまいましたが記憶が確かなうちにブログにまとめてみようと思います(笑)

今回の作業の経緯は、元の配線の取りまわしの悪さが原因で過去に配線が燃えた事があるから何とかしたい、という方がいらっしゃいました。


その方にボクが自分のカルマンの配線をオリジナルで一から作り直すという話をしたところいきなり、「じゃあやってよ」って事から始まりました。


っと想定外の急発進だったので回路を考える事や配線の仕入れから始まりましたのでえらい時間がかかってしまいました
その間も他の作業はこなしてましたから・・・


では今回のハーネスのポイントです

・配線は全て新規で引き直す
・国産車のヒューズボックスを流用
・使用電力の大きい回路にリレーを組む
・後付してる部品や用品の配線も車両ハーネスとして纏める
・新たに色んな部品を付ける(笑)
・秘密のスイッチの増設(笑)

っとこんなとこです
後は作業性を上げる為に取り外す可能性のある部品等はコネクター化しましたし、お客様の要望でメインハーネスはフレームではなく室内で取りまわししました


では早速作業を・・・

っと言いたいところですが最初のウチは車体に付いてる電装品の作動チェックと電気回路を考える為テスターとノートだけで作業している事がほとんどでした


ある程度電気回路が浮かんできたら次は取り付ける部品の確認


まずハーネスは車両用の電線を用意
ちゃんと自動車用電線の規格があってそれに合わせて太さも数種類用意します

今回使ったのはAV5.00、AV2.00、AVS1.25、AVS0.85、AVS0.50の5種類です
更に色分けも7種類ずつ用意しました



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バッテリーからオルタネーターとセルモーターにいってる太いハーネスはFLAT4さんで手配したものを使います


メインのヒューズボックスは国産のメーカーの物を流用


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ただ、用意した部品のヒューズは全て常時電源のヒューズしか無かったんです・・・

出来ればヒューズは常時電源とイグニッション電源で分けたかったのでこれは後程加工するとします


あとはヒューズボックスの取付け位置をシートの下へと考えていたのでバッテリーから室内に引き込む前にメインヒューズを設置しなくてはいけません

その為のヒューズボックスはこちらの端子台を加工してヒュージブルリンクが取付け出来るようにしてエンジンルームに設置します


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後はお客様のオーダー通りの電装品取りつけです

天津飯の太陽拳・・・
みたいなライトの取付け


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これは専用のリレーで回路を組みます



ウインカーレバー(インジケーター付き)

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これを作動させるのにちょっとした加工もします
って、ダイオード入りのショートハーネスを作るだけですが・・・

ただ、ハイビームの切り替えが出来なくなるので足元にディマースイッチを取りつけます

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後はハザード機能を追加するのに高年式用のハザードスイッチとフラッシャーリレーを流用します

それに車体のアースポイントを設置します
場所はフロント左右とメインのヒューズボックスの近くと車両後部

それと前後に常時電源、イグニッション電源、イルミ電源、アースの配線を引いた空きコネクタを用意しておきます
ヒューズ回路はオーディオ系と纏めますのでお客様が後から何か取りつけする時に便利になると思います。



っと全体的な構想はこんな感じで次回から作業の方へ移っていきます