4月には数少ない「ワクチン大成功国」だったはずの英国だが、5月から実効再生産数が1を超え、現在では、誰が見ても分かるような急増を呈し、日本ですら一般報道されるに至った。

 

 

そもそも、英国は、「ワクチン接種開始後に感染急拡大してピークを迎え(他の様々なデータから、ワクチン接種が逆に拡大を招いた疑いがある)」、「ピークアウトして激減した(季節性の変動の疑いがある)」、という状態であった。
それを、「減少した部分だけをワクチン効果とみなす」という、愚か極まりない態度の帰結が、今回の感染急増である。

 

どう見ても「失敗」なわけだが、先の日本の報道のように、「推進したい人々」は、まだ何とかしてワクチン肯定にしがみつきたいようだ。
残っているワクチン肯定の根拠は、まず、「死者数が増加していない(重症化を抑えているかも)」とのことだが、それは統計を読めていない(あるいは見たくない)だけであり、実際はICU患者数・死者数の増加率、ともに明確な上昇に転じている。

 

また、「2回接種が進んでいない」と言っているが、いったいあと誰に「2回目の接種」をしたら感染が収まるのか。

 

18歳以上では、すでに80%が1回接種済みで、60%が2回接種済みである。

 

さらに、6月11日にGuardian紙に掲載されたデータによると、現在の英国感染株の90%はデルタ株(インド株)とされているが、ワクチン接種は、デルタ株に対して無効~有害(死亡率上昇)であることが示唆されている。
*これに限らず、論調に惑わされずに、ご自分で計算してみることをお勧めします。

 

他にも、ワクチン無効を示唆するレベルのブレイクスルー感染は次々報告されており、普通に考えて「ワクチン戦略の破綻」であって、少なくとも、デルタ株(インド株)が流行し始めた時点で、ワクチンのベネフィットはゼロかマイナスになるだろう。

 

<カナダ>

 

<インドネシア>

 

<ベトナム>

 

<シンガポール(日本と同じく、ファイザー・モデルナワクチン使用)>

*実際はこの時点で、「陽性27名中24名がワクチン接種者」だったようです。

 

 

 

 

結局、特に日本においては、ワクチンも何もせずに、無視して普通の生活に戻ればよかっただけなのだろうが、現状では、「(感染拡大を含む)ワクチンに起因する被害」が拡大しないことを祈って推移を見守る他ない。

 

さらに、もうダメ押しと言って良さそうだが、イベルメクチンの有効性も実質確定。

「有効な既存薬がない」ことが、ワクチン承認の必要条件であるから、この時点で、ワクチン推進理由は消滅し、緊急で行われた特例承認は、取り消しが当たり前ということになる。

しかし、残念ながら、現実的には、間違いを認めることができないまま、行きつくところまで行きついて、「玉音放送」待ちになるのだろう。