昨日は、三島の顧客に直行。

蒸し暑い夏は富士山は見えないかと思いましたが、タクシーからあの雄姿を見ることが出来ました。ちょっとしたことですが、やはり富士山が見えると嬉しい。

 

 

 

 

残念ながら顧客の状況はあまり良くなくて、後任のI君はがっかり。というか、かなりストレスを感じている感じ。これまできっとあまり挫折など経験しない人生を送ってきたのだろうと思います。人生いろいろ。自分の力ではどうにもできないことがあります。その中で、自分は何ができるのか、それを考えてやっていくしかない。

 

 

 

 

お昼は三島駅北口の寿司屋で食べようと思っていたのだけど、ビル工事のため閉店中。南口に回ったのだけど、三島駅の北口から南口に回るのは結構な距離がある。彼は寒がりだけど、暑さにも参っている様子。

 

駅に一番近いお寿司屋で。

 

 

 

私は少し奮発して、「まんぷく盛り」。

 

 

現物はこちら。

味としては普通でした。

でも、腹いっぱい寿司を食べるというのは贅沢です。

 

 

 

 

I君が頼んだのは、こちら。

彼はかき揚げも食べたかった。

 

 

 

会社から100km以上、200km未満の出張には3600円の日当がでるので、足は出ません。とは言え、やはりそれなりの距離を移動するということは疲れますけど。

 

会社に戻って、少し仕事をしました。I君にほぼ引継ぎ済みですが、それでもそれなりにやることはある。

 

5時頃、退社しようとしたら、同じ事業部のKさん(58才)が声をかけてきて

「ダーさん、いつまでしたっけ?」

「9月末です」

「是非、その前に二人で一杯のみに行きましょうよ」

「いいですね。でも7月は忙しいので、8月か9月ですね」

「ええええ。一回でも二回もで行きましょう」

「場所はどの辺がいいんですか」

「どこでもいいですよ」

 

Kさんは鳥取出身。地方の国立大学の理系を出た人。コンピューター・システム関連が専門か。とても温厚でムーミンみたいな風貌。レベルはわからないけど、英語と中国語ができる。前の会社で数年間、中国に駐在していた。40代で転職してきた。前の会社も大手だったけど、景気が悪化して彼の部署が消滅してしまったらしい。そして、今、彼がやっている製品も危機的な状況だ。もう58才では、他部署に異動するのは大変だと思う。積もり積もった不安と不満をぶち明けたいのだと思う。娘さんが2人いるけど、もう就職したのかな。

 

会社を出て、私は新宿思い出横丁へ。

鍋の前は暑い。

 

 

この暑さに比べると、店の外が涼しく感じられる。

店の外だって、32度くらいあったんだけど。

 

 

 

Gさんが焼き場に立つ火曜日。今日も一番熱い焼き場周辺は常連だらけとなった。私は月に1-3回しか来ないけど、すごい常連は週4-5回来る。馴染みのお店って、精神衛生上いいと思う。

 

 

 

 

途中、常連のFさんと隣り合わせになった。彼は広告代理店の人だけど、もう60才くらいだから、セカンドライフかもしれない。この店はあまりしゃべると長居となるので、嫌がられるのだけど、Fさんは話好き。だから、来店した途端に「はい、お会計!」なんてお店の人に言われてしまうこともある。それにもめげず、頻繁に来る。

 

 

 

 

Fさんは、いじられキャラだけど、私は好きだ。なんというか、まともな話題を笑いながら、真面目に、丁寧に振ってくる。昨日の話は、

「東大出た人間が必ずしも金持ちになれなくなってきた。国家公務員も人気がない。収入も高くないし、天下りもできなくなったからか」と言った話から始まり

私「いわゆるエリートの多くは社会を支える側で、例えば、ホリエモンのようなのは、それを変えたり壊す側。社会を変えるのはエリートではなく、異種である」

F「日本の受験勉強は科挙のようなものですかね。エリート役人になるための勉強」

私「そうだと思いますよ。でも、結局、中国の社会を変えたのは、宦官だったり、周辺の民族だったり」

 

 

 

 

私「今は金儲けをする人間が価値をもつようになっていますが、本来はそうではない。私利私欲のために活躍してもその価値は低い。毎年年末で歌う第九の喜びの歌の歌詞は、ベートーベンとシラーで書いたらしいのですが、どうせ死んでしまうこの体、神から授かった人生を、自己のためではなく、より崇高な理念のため、国家のため、民族のため、神のために使おう、生きていることを祝おうなんて歌詞なんですよね」

Fさん「例えば、学者なんていうのは、お金のためよりも、真理を発見したり、発明をしたりと人類発展のためにやっていると言えるのでしょうかね」

私「そうかもしれません。そして、叙勲って、天皇から勲章をもらう儀式にときどきありますけど、常に民間よりも公務に携わった人のほうが上なんです。大会社の社長とかよりも、大臣が上。国家のために貢献したということなのでしょう」

 

 

 

 

私「とは言え、日本には日本的なマゾヒズムというようなものがあって、自己主張せずに、黙々と頑張って働き、いつかきっと誰かに認めてもらえるだろうという心理があるような気がします。謙虚と言えば、謙虚ですけど」

 

などなど、彼の問いかけは、酒の席とは言え、いろいろと脳を刺激してくれます。

彼はこのところずっと空海に関する本を読んでいるようです。やはり千年を超えて、名前が残っている人っていうのは、いろいろと知る価値はありそうです。

 

 

 

 

自宅の最寄り駅についたのが8時過ぎ。

カラオケ居酒屋に寄ろうかとも思いましたが、やめておきました。

 

気分はハナキンでしたが、考えてみたら、まだ火曜の夜だった。

 

 

それにしても、インドのモディ首相、すごいですね。

プーチンと抱き合っている。明らかなパフォーマンスでしょうけど。

 

 

 

あのプーチンですら、少し戸惑っているように見えます。

 

 

 

昔、東ドイツのホーネッカーがソ連のブレジネフとキスしている写真を思い出しましたよ。

 

 

 

 

「醜悪」としか思えません。

 

 

 

昨日は、日経平均株価がさらに過去最高値を更新しました。

私が勤めている会社の株価も堅調。

今日はどうなることやら。

 

暑い一日が始まります。

でも、在宅勤務なのでラクチンです。