58日目 | 誰でもいいから、私を抱いて・・・

58日目

雨が降っていました・・・


私の都合で、待ち合わせの時間と場所が変更になった。

電車が駅に着くと同時に連絡が入った。

「改札前にいるからね」と。

挨拶をして、駅の隣の喫茶店に入った。

コーヒーと軽食を頼み、喫煙スペースのある、

奥まったカウンターに並んで座る。

窓に背を向け、鏡のある壁を正面に、

鏡越しに相手の顔が、見れる席。


仕事の話、他愛のない話をしていると、

不意にその人の手が、

服の上から、私の胸に触れた。

私の表情を、反応を確認するかの様に、

今度は私の足に手を置いた。

ガーターストッキングを、撫でた。


「不思議な子だよね」と、

その人が口にする。

「そうですか?」と、

返答する。


次の仕事の予定時間が近づいてきた。

「まだ雨降ってるのかな?」

「どうでしょう?」と、2人で後ろを振り向いた。

止みそうにない雨が降っている。

向き直ろうとしたその時、

その人の唇が、

私の唇に重なった。

触れるではなく、繋ぐ様な、

キスをされた。


昨日の昼下がりの出来事。