最近増えつつある窃盗症とは? 窃盗行為に及んでしまう理由について | 空の洞 ~変わった辛い事を解決するブログ~

空の洞 ~変わった辛い事を解決するブログ~

こちらのブログは人間関係に疲れた人がちょっとでも前を向ける様な記事を更新しています。他にも解離やIFなどの別視点で悩む人にも参考にしていただきたいです。

 

閲覧ありがとうございます、八月一日空です。

 

 

以前、「解離性人格障害とは簡単に起きてしまう?その原因とは」という記事の最後で、どうしてもとある嫌な事をしてしまう人もいると紹介しました。

 

ではその嫌な事とは一体なんなのかというと、窃盗症という謂わば窃盗行為をしてしまう精神障害です

 

窃盗行為は立派な犯罪ですが、ここ近年同じ人が何度も窃盗を繰り返してしまうのかという話題が広まりました。

 

この話題が広まった事で、窃盗症という精神障害が初めて公に広まったのですが原因はいくつかあります。

 

  • ストレスや家庭環境。両親との接し方に問題があった。
  • セロトニンの分泌に障害がある
  •  気分障害や強迫性障害の関与

 

原因はこの3つが多いとされていますが、やはり1番多いのはストレスや気分障害が理由とされています。

 

「何か嫌な事があった時、そのストレスを解消出来るのがたまたま窃盗行為だった」

 

「何でも出来る様な気がしたから、なんとなくやってしまった」

 

などこういった理由で窃盗行為に及ぶ人もいますが、ほとんどの人がこの窃盗症が原因だったとも今では解明されています

 

なにより窃盗症とは大人だけではなく、子どもにもありえてしまう精神障害の一種です。

 

発症する原因は、元々強迫性障害の傾向が強い事や家庭環境の悪化によって起こってしまうのがほとんどです。

 

例えば「お母さんが自分に嫌な事ばかりをしてくるから」といって、母親の財布から金銭を盗んでしまう行為も窃盗症の1つとして考えられています。

 

子どもの場合、こういった最初は親の財布から金銭を抜き取る事から始まりますが、さらに状況がエスカレートして外でも窃盗行為に及んでしまいます。

 

このとき既に窃盗をしてしまう側の人のほとんどに罪悪感はありません

 

なぜなら窃盗症を起こす理由は、最初はストレスが原因だったとしても徐々に盗む事が快感になってしまうからです。

 

そうなってくると窃盗行為が犯罪だと分かっていても止められなかったり、そもそも窃盗行為自体が悪い事ではないと判断してしまいます。

 

だからこそ近年、大人だけでなく子どもまでが窃盗行為に及んでしまう窃盗症に注目が集まっているのです。

 

窃盗症の治療方法は、自分のした行動を見つめ直し観察する洞察指向的精神療法という治療が主です

 

ですがこの治療法は本当に「犯罪行為を止めたい」という強い意思があってこそ出来る治療方法です

 

もしそれが出来ないと判断された場合は、病院で抗うつ剤を処方される治療法もあります。

 

他にも電気を流す事でけいれんを起こさせる電気けいれん療法なども効果的といわれています。

 

窃盗行為は年齢層によって理由も変わってきますが、窃盗症のように「盗む事を止められない」となった時にまず必要なのは、窃盗行為を止めてくれる存在です。

 

衝動や欲望は1人で抑える事は難しい事です。なのでもし何かを盗みたい衝動に駆られた場合は、まず誰かに助けを求めてみましょう。

 

まだ「自分は犯罪行為をしている」と自覚がある内は、間に合います。

 

病院などに行って専門的な治療に取り組むのも効果的ですが、誰かに話してみるのも治療方法の1つです。

 

「また何かを盗みそうで怖い」というヘルプコールでもいいですし、そもそもの原因であるストレスについての話などでも構いません。

 

ですがいくら精神障害だからといって窃盗という犯罪行為が認められる訳ではありません

 

窃盗という犯罪を起こす前に助けを求める事、それが窃盗症の原因を少しでも軽減させる事なのです。

 

窃盗症も昨今問題となっていますが、最近はそれ以上に話題を集め、窃盗症によく似た障害があります。

 

その窃盗症によく似た障害がなんなのかについては、また今度紹介します!

 

 

現在はフリーですが、普段はシナリオや記事ライディングを主に活動しております。

その他にも小説、作詞、絵本のレイアウトなども行っていますので、よろしければそちらの活動もご覧下さい。