先日無事に生後一ヶ月を迎えた息子。
この一ヶ月は、わたしが母親になって一ヶ月でもある。
愛の里と書いて、あいりと名付けられたわたしですが、
その名の由来は、結婚しても里(実家)を愛してね、という意味と、愛情の里の様に愛の溢れる人であれとの両親の願いがが込められているそう。
自分の普段の人付き合いの仕方や、彼氏や親友との関係をみても、この人!と思ったら相当入れ込んで夢中になってしまうタイプなので、名は体を表すって強ち嘘ではないのかと思っていた。
子供なんて産まれたら、勝手に愛情が湧いてしまって可愛くて、気持ちも穏やかで平和なんだろうなぁと疑わなかった。
現実の産院退院直後のわたしはといえば、
里帰り中、実家の父親に無意味に当たったり。
可愛いベルちゃんを遠ざけたり。
実家の物が全て汚く見えたり。
と、愛情湧いて仕方がないとか云々の前に、なかなかシビれる産後クライシスを発症。
たった二キロの我が子。
産院では誰よりも小さく軽かった息子は、わたしにとってはこの世のどんな物よりも重かった。
その重さが怖かった。
人として成熟出来ていないわたしが、親になって人を育てるという事。
重責に震えて眠れない夜もあった。
無意味に自分を責めたり。
夜が来ると自室に息子と2人で篭るのが怖くて。
目を離したら息をしていないかも?階段から落としたらどうしよう、なんで泣いてるの、眠い、旦那さんに会いたい、友達に会いたい、授乳の度に傷ついたお乳が痛い、不安、いつまで続くの、、、
今思えば完全にホルモンのせいなのだけど。
とてもじゃないけれど、愛情爆発幸せ全開とはいかなかった。
産院で行われる、産後の鬱のテストにもやや引っかかったりと、心配なお母さんとして認知されていた様にも思う。
お友達から、ある時からパタッと大丈夫になるよーと励まされ、、
生後2週間を過ぎた位に、ふと
あれ?わたし、人類14日目の人に何あれこれ求めちゃってるんだろ??
32歳の女性が、、、ふふ。恥ずかし。。
と、何故か笑けてきてしまって、
それから。
憑き物が落ちた様に、胸がスッと。
今すぐにはお母さんになれないけどね、わたしがリードしてあげなきゃだね。
と、思えたのがきっかけかも。
今はもう愛情爆発。
愛里の名に恥じない愛情炸裂っぷりです。
まだまだたどたどしい育児だけど、少しずつ軌道に乗せていけたらいいな。