去年あたりから、次女の肘と膝裏にできるアトピー様の湿疹や顔の乾燥部に耳ぎれにかかりつけの皮膚科で新しい薬でたから塗ってね、と渡されていたコレクチム軟膏。
一切塗らずに捨てていました。
他の小児科の先生もブログで注意喚起しているので、勝手にすみません。リブログさせてもらいました。
長女より次女の方が湿疹はできやすい。
全体的に乾燥しており、夏なのに今日もおでこに白い粉をふいている。
ヒルドイドクリーム塗って、こどもには治る治る。と声をかけています。
私は年中くらいからひどいアトピー性皮膚炎で、肘、膝裏、耳ぎれに目の周りも赤い湿疹が痛そうに幼稚園の頃の写真に写っている。
看護師になり、夜勤にでるようになると一気にアトピーもひどく悪化して、手のアトピーだったので仕事にならずほんとに嫌だった。
外来におりて、夜勤がなくなると1ヶ月くらいですんなりほとんどの皮疹がなくなって、結局事務仕事の多い保健師に転職してしまった。
別にステロイドは一切塗っていません。
仕事の負荷が自分の体調に合わず、環境調整して湿疹が治っただけです。
知っていますか?
アトピー性皮膚炎はもともと、医師の教科書には大人になれば治る疾患と記載されていたことを。
戦後からステロイド外用剤が保険適応になり、そこからの年代の患者群に大人のアトピー性皮膚炎が現れはじめたことを、どれだけの医師が知っているのか。
結婚してからは、標準治療に戻ってしまいましたが(家事が滞るため)わたしは高1の夏から脱ステロイド、脱保湿を結婚するまで続けていました。
その頃かかりつけにしていた皮膚科の先生のもとには、多くの大人のアトピー性皮膚炎の人が先生を最後の頼りとしていました。
その皮膚科には、医療職の患者や医師のこどもも多く通っていました。
北海道から沖縄まで。
大きなスーツケースを持って。
ひどい日には朝9時に診察券を通して19時診察だったこともあります。
それでも、脱保湿、脱ステロイドは薬を使わずに体のもつ皮膚を治す自然経過していくだけの治療ですから、はっきりいって本人がやると決心しないと出来ない治療方法です。
脱保湿、脱ステロイド治療をやっても、アトピーが治らない。本来のアトピーがひどい人を2例だけ知っています。
ステロイドに加えて、プロトピックを長く使っていた人でした。
あと、広島の土佐清水に長く通っていた人もその後の経過はあまりよくない印象を持っています。
なので、新しくでたコレクチム軟膏も全く使う気になれなかったんです。
いま、かかりつけにしている標準治療の先生のことは信頼しています。
とびひの鑑別やステロイドのランク、塗り方はピカイチだなと感じます。
それもそのはず、私の勤めていた整形外科のおじいちゃん先生のお友達の皮膚科のおじいちゃん先生が、通える範囲内で年代的にもよろしい先生をピックアップして下さって。
それで通い始めたのですが、やっぱり人気。
いつも混んでる。
コレクチム軟膏もきっと30年くらい臨床で使われたらどんな薬なのかはっきりと分かってくるんじゃないでしょうか。
ただ、アトピー性皮膚炎はもともとは自然経過で大人になればやわらぐ性質をもつものですから、わざわざ副作用がでるかもしれない薬を使うメリットもないと思います。