今年に入ってからなのですが、
私にご依頼頂くお客様のご披露パーティーが、
「少人数でのお食事会形式」を選択される方が増えてきています。
以前記事にさせて頂いた新婦Rさんもそうでした。Happywedding!!
近しいご親族、ご親友、恩師など、
とても身近なゲストだけをお迎えして行うご披露宴スタイル。
近しい人たちだけだから、
より親密なおもてなしが出来るということもあるのでしょうね。
ご披露宴会場も最近ではレストランやホテルなどは、
30名様までのバンケットとか新設しているところもあります。
大人数でのバンケットよりは景色が良かったり、
サービスが行き届いたりしている場合が多いようですね。
中には料亭でご結婚式というのもありました。
やはり少人数ならではの贅沢な時間でしたよ。
ただひたすらお食事されていたので、撮るレパートリーを増やすために
一品一品お料理を撮っていたところ、
「新郎新婦がお料理の作っているところを撮って下さい!」
というので、女将さんから板長に許可を取って、厨房に。
すると、そこは怒号と人が蹴られている音が飛ぶ場所でした。
「この焼き加減、納得いかねー!」(米沢牛が入った鍋をゴミ箱へ)
「何度言えばわかるんだ! 切り方そうじゃねーだろ」(足蹴り付き)
「やっぱり皿と料理が合わねーから、料理に合う皿用意してよ」
「こんなもん人に出せるか」(熱い鍋で頭を叩かれます)
と部外者がいるのに我関せずな板長。
最高のものを作るには、ここまでストイックにならないんですね。
料亭の厨房って、こんな世界なんだといい意味でカルチャーショックでした。
話がそれましたが、
このお食事会スタイル、ひたすらお食事をしてたりとか、
お食事を愉しみながらお食事のスパイス的に、
伯父さまがオペラを唄ってくださるとか、
ご友人が手品を披露してくれたりとか、
中ではお食事会スタイルではないと出来ないことも。
●先日撮影した結婚式では、通常ご両親はお二人からもっとも離れた席につきますが、
「今まで大切に育ててくれた両親に一番の晴れ姿をみてほしい」と
お二人に一番近い、メインテーブル正面の席にご両親は座られました。
大好きなおばあさまもメインテーブルの近くにいらっしゃいます。
●お二人でカットしたウエディングケーキを、
デザートの際にお一人お一人に声をかけながらお二人でサーブしたりする時間があるのも、
少人数ウエディングならでは。
●皆様集まって全員集合写真。
きっと少人数のお食事会でこういったスタイルが生まれたのでしょう。
しかし最近ではその少人数スタイルでやられそうなことをアレンジして、
40~80名様の結婚式でやられる方もいます。
●「ご両親がお二人に近い席」
招待する方にもよりますが、
あらかじめ披露宴が始まるに司会者や本人から、
その旨を説明すればゲストの方は納得してくれるはずです。
●「ウエディングケーキのサーブ」も、
デザートブッフェ形式にして新郎新婦がホストとなりゲストにおもてなしをする。
●全員集合写真が難しい場合は各テーブルごとの写真に。
色々と応用できる部分は多いんですよね。
結婚式って「今までありがとう、そしてこれからもよろしくお願いします。」
という感謝の気持ちを伝える場。
お二人色のおもてなしを何か一つ入れてみるのもいいかもしれません。
ただしハメはなるべくはずさないようにした方が良いですよ。