先日の結婚式、引き出物が「コンペイトウ」一包みだけでした、
赤ちゃんの手のひらぐらいの小さい袋一袋。
しかも駄菓子屋で売ってそうな普通のコンペイトウ。
送賓の際に渡すものじゃないですよ。
それが引き出物なんです。
それは披露宴会場のテーブルの上にポツンと置いてありました。
ご列席の方もとりあえず一瞥する方や、
何かの演出なのかなと思ってまじまじと眺める方。
お二人の入場まで時間が合ったので、
司会者が会場の特色や会場コーディネートを説明。
そして「お一人お一人のテーブルに置いてありますコンペイトウは
引き出物でございます、お帰りの際にお持ち下さい。」
ご列席者「これ?( ゚Д゚)」「これだけ???(゚Д゚;)」
中には自暴自棄になっていきなり食べてしまう方も。
披露宴開始前にご列席者80名から殺気を感じたのは初めてです。
少々卑しい話ですが、ご祝儀に対する対価として疑問を持つのは仕方ないでしょう。
さらに、そのお二人。
お料理ケチってます。
もともとお料理が売りの会場ではなかったのですが、
そんな会場でケチると悲惨な料理に出会います。
吉野家の朝定食みたいな魚料理、ビーフジャーキーみたいなステーキ。
もちろん誰一人「おいしいね」なんて言いません。
でもお色直しはカラードレスと黒引きで2回したり、
写真やビデオも安いプランではありますが頼んでいたりと。
結構自分たちにはお金かけてます。
そういえば打ち合わせの時いってました、
新郎新婦「結婚式で利益出して、新婚旅行代にするんです!」
なんてお二人はタヒチに行くんです、なんて話をしてました。
大切なのは価格ではなく気持ちと言いたかったのですけど、
気持ちも入ってないのじゃ言えませんでしたね。
まあ帰ってきたらお二人にそれなりの代償が支払われるかもですね。
けして高級である必要はありませんが、
引き出物やお料理はお二人のおもてなし度合いが、
ご列席者に比較的わかりやすいアイテムですから、
気持ちを込めて選ぶことをおすすめします。