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「そう簡単には許さない！」と決めたから。
今日も引きこもりの1日。
別に引きこもっている理由も、
特に引きこもらなくてはならない理由も、
どこにもなくなったのだけど。
でも、引きこもっている。
私、一人で引きこもっているのが、
けっこう好きなんだろうね、きっと。
すると、
すると、友人が陣中見舞に。
大好きなアボガドのサラダと、
絶品トリフュのピザの差し入れをもってやって来た。
なんというタイミング。
さっそく、女ふたりで遅めのランチ。
もちろん、ベルギービールの栓を抜く。
そうですね、昼間からのアルコール、
これも至福というべきか。
ただし、飲み過ぎてはなりませぬわよ、ひでこさん。
さてさて、この友人とは、
新たな同盟関係を結ぶことに。
その名も、
けっして許すまじ同盟、かな。
あら、怖いわね。
もう少し柔らかくして、
そう簡単には許さない同盟、かも。
もともと、私は、忘れっぽいたちで、
どうでもいいコトはどうでもいいコトとして、
どうでもよくなるのだけど。
それは違っていたことに、二人とも気がついた。
私たちは、ヒトが許せないのだ。
そんな言動で、そんな態度で、そんな振る舞いで、
周囲を傷つける人物が許せないし、許さないのだ。
そう決めたのだ、私たち二人ともね、
だから同盟関係を結んだ？訳で。
友人はこういった。
破廉恥でエゲツない行為をしでかした、かつての夫。
友人はその元夫を許そうとした。
なぜなら、許せば、許せた自分がなにかしら崇高な存在になれると思ったから。
そうすれば、惨めなこの気持ちが昇華できると思ったから。
でも、結局は、怒りに蓋をしただけのこと。
でも、結局は、崇高な真似をしただけのこと。
封じ込めた怒りは、昇華どころか、
蓋の下で見事に腐敗が進んでいたという。
哀しいね。
切ないね。
痛ましいね。
今、友人は決めた。
「そう簡単には許さない！」
むろん、私は彼女の決意に大きな拍手を送ろう。
私だって、そう簡単には許さない。
そんな輩はね！
さあ、私たちの同盟のこれからの行動は。
成敗？
駆逐？
追放？
いえ、
駆除！
だって、その輩がしでかしたこと、
鼠かゴキブリ以下の悍ましい行為だったから。
ひとしきり話しこんで彼女は帰っていった。
どうか、この大好きな友人のこれからに、
たくさんの光が降り注きますように。
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有り難うございます。
あなたにとって、
わたしにとって、
最善最良最高の舞台が
用意されますことを。
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