このタンスには
今着ている服が入ってる
と、母は言います。
ご訪問ありがとうございます。
やましたひでこ公認
断捨離®︎トレーナー
伊藤京子です。
着物は和ダンス丸ごと捨てた母ですが、
洋服はなかなか見切れないようです。
2階の納戸には
大きな洋ダンスが2棹あります。
母の服が入っています。
きちんとした場に来ていくような
スーツやジャケットなどです。
いわゆるよそいきの服
値段もそれなりに高いものでしょう。
着た回数も少ないでしょう。
歳をとって小さくなった母には
サイズが合わないものが
多くあります。
それでもやっぱり
今着ている服だから、
捨てるものはないそうです。
和ダンスを処分するときに
夫が、私にそっと言います。
「洋ダンスもいらないんじゃないか?」
「母が今着ている服だから。」
そう答えておきました。
私が知る限り、
今着ている服は礼服だけです。
よく着ていた革のコートも
一昨年の冬に
「重いから着ない」と母が言いましたもの。
確かに10年前までは
スーツを着て出かける機会もありました。
だけど今は、
週に1回のデイサービスだけを楽しみにしています。
今回の離れの掃除&実家の断捨離で、
1階の自分の部屋のタンスの中を
片付けながら、
「もう新しい服は買わない。
だから、今持ってる服を大事に着る。」
そう言います。
私にはその言葉が
<たくさん服があるから、もう買わなくても毎日楽しめる。>
とは聞こえませんでした。
<もう先が見えてるのだから、今ある服で十分足りる。
無駄な買い物はしない。>
母の投げやりな言い方から、
そんな気持ちを感じました。
同じようなことをよく言っています。
楽しみにしてるデイサービスに
何を着て行こうかと
服をコーディネートしていることを知っています。
新しい服を買って
楽しんでくれたらいいのに。
今の季節を感じるような
新しいエネルギーをまとって欲しいと
娘として思うのです。
20年前の服を
今も着てるという母にとっては
ワンシーズンだけ着る服は
大きな贅沢なのでしょうか。
わかったことは、
母の「今着ている」
と言う”今”の長さが
私の感じている今の長さよりは
ずっと長いと言うことでした。
最後までお読みくださって
ありがとうございました。
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母は結婚する前、
洋裁の仕立てをしていました。
子育てが終わってから、
やっと自分用に買えるようになった服。
捨てられない気持ちはよくわかります。
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