八潮市の道路陥没から一週間。
今日は三日ぶりにお風呂を沸かし、湯につかった。
一昨日は顔だけ洗って済ませた。
昨日は、キッチンで頭と顔を洗っておいて、寝る前にお風呂で洗面器に熱めのお湯を満たして、タオルにボディーソープをつけて全身を洗い、簡単にシャワーを浴びた。
風邪をひいたらどうしようとも思ったが、すぐに暖房の効いたリビングに行って、事なきを得た。それほど寒いとも感じなかった。
私が幼いころは冬場はお風呂は一日おきだった。
今ほど空気が汚くなく、暖房のせいで汗をかくと言うこともなかったので、それでもよかった。
それにしても……
昨日は午後二時から五時までは極力水の使用を控えるようにということだった。市の広報スピーカーでそれは聞こえるが、だいたい普段から迷子や詐欺事件が起こったことのお知らせが多く、マイク越しの声はくぐもっていて、聞き取りにくいので、私はしっかり聞こうという姿勢を持っていない。なんか言ってるな、という感じ。
本当に必要なことがあった場合、これはあてにならないと思っている。
今回も、昨日などはこの広報スピーカーだけでは伝わるはずがない。
地区センターにはスピーカーのついた車があるのだから、それを使って、住宅の間を練りまわるべきだと思う。
わが市は公務員の給料が日本一高いと言うことだ。こんなときは仕事をしてほしい。そう思ったのは私以外にも大勢いると思う。
今日夕方になって、運転席らしきものが確認されたらしい。
救出ができれば、あとはどんどん進めてほしい。
一般市民の協力というのには限りがあるし、協力するためには自治体への信頼が要る。
毎日お風呂に入るのは贅沢ではない。