出発の日は雨、一日中雨、次の日も雨と言う予報だった。が、家から駅まで傘はいらなかった。
後は電車、向こうの駅からは送迎バス、傘はスーツケースにしまったまま。
重く曇った空模様だったが、八階の部屋からはたっぷりと海を見ることができ、波の音を心地よく感じることができた。
 
翌日は予想外の天気。
近くの海辺ではサーフィン大会が開かれていた。全国大会なので、近くを散歩して、車のナンバーを見ていると、神戸や大阪のもあった。静岡、伊豆、湘南のナンバーも。
波が穏やかでサーフィンに適しているとのこと、じっと見ていると、沖の方から波が形を変えずに歩んでくる、そんな感じ。
宿にはサーファーや関係者もいたようだ。
翌日も大会は続いていた。結構な参加者がいるのだろう。
 
息子が二十代のころ、一時期サーフィンをやっていた。我が家から都心に通勤していたころで、土曜日の朝早くに車で大洗の海岸まで行き、夜遅く帰宅して、また日曜日の早朝出発する。そして夜遅く帰り、月曜日は会社。
車とスーツとサーフボードを、夫が月曜日に洗っていた。サービス過剰だった。
 
うまく波に乗れたら気分がいいだろうなと思う。
 
サンセットは撮れなかったので、こちらを。
 
海と反対の方向。2011の震災のときには二階まで津波が来たという。
 
住宅と畑と放ったらかしの空き地や廃屋、今の日本の多くの地域と同じ光景だ。
 
帰宅の今日も予報は雨だったが、ちょうど運よく傘は要らなかった。
 
温泉と美味しい海鮮料理、そして波の音と、サーフィンの見物。なかなかの3日間でした。