朝、娘は帰りのことを考えて、最近購入したレインシューズを履いていった。
長い傘を持ち、濡れても惜しくないパンツでご出勤。 降り始めた雨の中を行った。
その約30分後、ランドセルを背負った孫娘に、夫が 「長くつを履いていくんだよ」
その時は霧雨、傘もなくてもいいほどの細い雨だった。
「誰も履いてないんだもん」 玄関でひそひそっとわたしに言う。
夫は先週末、孫に頼まれて、スニーカーと上履きを洗ったのだ。
「おかあさんよりおじいちゃんに洗ってもらった方がきれいになるから」 と。
そのスニーカーをぐしょぐしょにされてはたまらんと思ったのだ。
スニーカーはもう一足、半㎝小さいのをとってあるので、わたしはそれを履いていくように言った。
八時半ごろにすごい雷が鳴り、雨も激しくなったので、心配したが、
午後からは止み、孫が帰るころには、降っていなかった。 都心はすごかったみたいだけど。
やれやれ、夫が何かをしてくれると、気を使うことが増える。
さて、娘が帰る時刻に、雨は降るだろうか。