母が持つ大量の着物をわたしが引き受けた、去年の夏のこと。
そのうち、昔母がよく着ていた薄緑の絞りの羽織。
よく見ると、裏地にシミが何点かある。
着る機会もないし、売り物にもならない、ということで。
袖を取ってみた。
白髪のわたしに、この色がとてもよく似合う。
取った袖を、アクロンで洗ってみたら、
絞りがペタンコになったが、
乾くと大丈夫そう。
これを冬のセーターに重ねて、
ふだん着にしよう。
お尻がすっぽりと隠れる長さはありがたい。
背中には下のような模様もある。
ほかにも、母から貰った着物を、
整理したら、いいものがありそう。
何しろ、元お嬢様の着道楽。
今日は引き出し一段分と、男物を
整理してみた。夫が着るのは夏の浴衣と、お正月の大島紬のお対だけ。
他の男物、どうしよう。しつけ糸の取れていないものばかり。
でもとにかく一歩踏み出した。少しずつやっていこう。断捨離は果てなく続く。
