2月18日(土)
大阪の玉造と大和の竜田を結ぶ十三街道筋にある十三峠は、聖徳太子が法隆寺から四天王寺へ通った道とされている。
夜勤明けの朝、小雪の舞う中を会社から駅へと向かう。
近鉄線で奈良の「平群(へぐり)駅」に着く。
「伊勢物語」に、歌人在原業平が、河内の高安の娘を見初め、十三峠を恋の通い道として何度も越えたという逸話がある。
平安時代のロマンスの道を、近鉄平群(へぐり)駅から歩き出す。
まずは、駅近くにある「三里古墳」、「長屋王墓」や「吉備内親王墓」に立ち寄る。
 
石棚のある特異な横穴式石室
直径20mほどの円墳もしくは全長35mほどの前方後円墳
6世紀後半ごろの築造
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長屋王(天武天皇・奈良時代)墓
 
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吉備内親王(長屋王の妃)墓
 
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駅方向へ少し戻り、「業平ロマンの道」をしばらく道なりに進むと、重要文化財の「藤田家住宅」が見える。
 
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内部は非公開だが、切妻造り茅葺の重厚な外観だけでも見ごたえがある。
藤田家の外堀沿いにさらに上がれば、右手に普門院の門構えが残る。
 
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普門院は、元福貴寺の塔頭の一つで、法隆寺の高僧が開いたとされる。
 
十二時半を回ったころに、杵築神社に着き、境内をお借りし昼食を楽しむ。
いつも通り、お酒とホットコーヒーでゆっくりとくつろぐ。。。
今日の参加者は六名で、体調不良の欠席者が多い・・・
 
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今日は一日中小雪が舞う寒いお天気ではあったが、時にはお日様も顔をだし、順調にトレッキングを楽しむ。
ほどなく、十三峠に到着。
ここから眺める大阪市街は、圧巻だ。
 
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業平は、この峠を越えて高安へ向かったが、今回は折り返す形で、竜田川駅へ向かう。
 剣上塚古墳に立ち寄り、「竜田川駅」に到着。
 
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歩行時間 四時間
 
この後、長男の「バルカエール」に寄り、私の前職の会社で延長雇用が終わり二度目の定年を迎えた女性二人(ゆったりトレッキング会員)を慰労。。。
 
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