11月12日(土)
ここ数週間、土日と言えば雨のお天気が続いたが、この日は最高のお天気に恵まれた。
鶴橋駅を9時17分発の近鉄「宇治山田行き」急行に乗る。
桜井駅には10時前に着き、大和国原を見はるかすように、青垣の山麓につづく古(いにしえ)の「山の辺の道」を歩き始める。
2kmほど行くと、古代、東西南北の陸路や難波への水路が集まる重要な市であった「海柘榴市(つばいち)」があり、今は海柘榴市観音堂がひっそりとたたずんでいる。
しばらく行くと、聖徳太子創建と伝える古刹「平等寺」↓がある。

3km地点には、三輪山を御神体とする式内社で、日本で最も古い神社の一つといわれる大神神社(三輪神社)↓がある。

菊花展↓が行われていたようで、少し色あせてきた菊がそれでも気高く咲き誇っていた。

玄賓庵(げんぴあん)↓・・・玄賓僧都が隠棲したと伝える庵。 謡曲「三輪」の舞台として有名。 不動明王像(重文)を祀る。

4kmを過ぎて、桧原神社↓で一休み。

東海自然歩道にもなっている道では、農家が野菜や果物を並べて売っている100円市を覗きながら景行天皇陵や崇神天皇陵といった古墳群の中を行く。
大型古墳を眺めながら、遅がけの昼食を楽しむ。
11月というのに、まだまだビールが美味い。
柿がクリスマスツリーのような形に、鈴生りに実っている。

冬ザクラが、11月とは思えないような陽射しの中で、可憐な花を精一杯咲かせている。

10kmを過ぎた頃から、環濠集落の中を、少し疲れた足をかばいながら石上神宮↓を目指す。

うっそうとした布留の森にしずまる庭には、数羽の長尾鶏↑が美しい羽をなびかせて遊んでいる。
ここで集合写真を撮る。

今日の参加者は8名。
宗教都市天理は、天理教の建物がひしめき建っている。
天理教の協会本部↓はさすがに重厚で威厳がある。

16kmを完歩して、天理駅にたどり着く。