
今の仕事を始めて もう二年半になる。
前職とは全く違う仕事だ。
17:00~翌朝8:00まで 施設(建物)警備が仕事だ。
警備と言っても 小さな建物の夜間の留守番で0:00までの電話を受けることだが
ほとんどかかってこない。
社員は 早ければ5:30には帰ってしまう。
いくら遅くても 20:30には誰もいなくなる。
そこからが 私の読書タイムだ。
この仕事を始めて急に読書量が増えた。
一時期 女流作家にはまったことがあった。
山崎豊子・有吉佐和子・宮尾登美子・宮部みゆき といったところだ。
今 幸田真音(こうだまいん)の「コイン・トス」を読んでいる。
今年になって 彼女の本は10冊目だ。

ニューヨークで起こった同時多発テロ”9・11”の発生によって引き起こされた男女の切ないサスペン
ス調の物語だ(まだ途中なので・・・)。
折しも インドで同時多発テロ事件が起こっている。
いかなる理由があるにしろ 無差別な人殺しが正当化される理由はどこにもない。
テロにかかわる人物に宗教家が多いが 命の尊さを教える宗教家が何故に人を殺傷するのか!?
私には到底理解できない。。。

「コイン・トス」に出てくる主人公は 金融機関の腕利きディーラーからガードマンに転職した男だ。
私とはあまりにも違い過ぎるが ガードマンということで何となく親近感を覚える。
その男が「この仕事、案外掘り出しものだったかもしれない・・・」とつぶやく場面がある。
「読書が出来て、給料がもらえる。案外掘り出しものの仕事だったかもしれない。」と私がつぶやく。

今日の一言メッセージ
もっと幸せな状態があるわけではない。
今を幸せだと思える人と、そうでない人がいるだけ・・・・・
テロは最も不幸な人をたくさん生み出してしまう。
理不尽な殺人が頻繁に起こる乱れた日本だが 幸せな国だと考えるべきなのか!?