マイコミジャーナルより

草食系より"なめらか系男子" - イマドキの女性が考える理想の男性とは?

メイトーブランドの協同乳業は、20代~30代女性の理想の男性像について調査結果をまとめた。調査結果によると、家庭的で自己主張が強くない「草食系男子」が最近注目されているが、女性が本当に理想とするのは草食系でも肉食系でもなく"なめらか系男子"であることが分かったという。

同調査は、20代~30代の女性計500名から有効回答を得た。男性の交友関係では、"ほどよく"上下の年代と付き合いがあり(39.2%)、付き合いの深さも相手によって"ほどよく"(56.8%)というのが理想的だという。仕事においても、やりがいと収入のバランスを大切にする人が良い(85.6%)という回答が圧倒的で、「やりがいのある仕事をそれに見合った収入と思ってできる人は、気持ちにもゆとりがあるように見える」「夢と現実を同時進行できる人は魅力的」と、男性にとってはハードルの高い結果となった。

女性たちの理想的なデートスタイル、結婚相手について聞いてみると、おうちデートも外でのアクティブデートも、臨機応変に楽しみたいという人が約80%。「毎回出かけるのは疲れるけど、デートらしいデートもしたい」と、やはりバランスよく臨機応変に対応できる男性がモテるようだ。結婚相手については「婚活をするほどガツガツしもせず結婚に消極的でもない、"いい人に出会えたら結婚したい"と思う自然派な男性がいい」が8割超の支持を集めた。また、「結婚生活ではお金と家庭、どちらにもバランスよくプライオリティを置いている男性が理想的」(約70%)とのこと。

バランスのとれた理想的な生き方の"なめらか系"な有名人として誰をイメージするか尋ねると、つるの剛士が約35%で、「イチロー」(21%)、「水嶋ヒロ」(17%)を抜いて1位にランクインした。理由は「仕事もしっかりしていながら育休をとるなんて素敵なパパ。アイドルとして売れても"好きな人は奥さんです"と話すところも好感がもてる」「自然体でガツガツしていない。仕事も家庭も自分のできる範囲でがんばっている姿がナチュラルで素敵」など、努力しているけど自然体、というイメージが好印象のようだ。

若者たちの恋愛に詳しいマーケティングライター、牛窪恵さんは、この調査結果を受け「イケイケドンドンの"肉食系男子"がモテたのは、バブル期のこと。2000年以降、右肩上がりの時代を知らない"草食系男子"が増えましたが、いま本当にモテるのは、草食と肉食、どちらにも偏りすぎず、臨機応変に使い分ける"なめらか系男子"。普段はがんばり過ぎない自然体、でもいざとなると、芯が強い男の一面をふっと見せてくれる……その絶妙のバランス感覚に、若い20~30代女性は弱いのです」と語っている。

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完全な草食男子ではなく、ある程度強い面も持つ必要があるようです。