師匠と一週間以上の長旅が続くと、

行く先々のホテルにはまずコインランドリーの有無を確認したものだった。

 

地方なんかでそんな施設がないホテルの場合は、

近くには下着を売っているコンビニがあるかどうかまでも下調べしたものだった。

 

旅の間は師匠とずっと二人きりで、

頻繁にしくじりもしたがリカバリーのチャンスもあり、

機嫌がいいと芸談など聞かせてもらったものだった。

 

深夜に洗濯なんぞしていたら大昔の話を思い出してしまった。

 

あの頃の自分にこちらから声をかけてあげたいものだ。

 

「耐えろよ❗️流した涙は恵みの雨、

いま浴びている小言は未来の財産になっているぞ❗️

心配するな❗️と。

 

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