SIM訳は完成品である | TOEIC(R)Test 満点続出の謎を解く!

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【今日のテーマ】

●「SIM同時通訳方式」の素晴らしい世界

SIM訳は完成品である

ワンポイント・アドバイスでは「SIM同時通訳方式の素晴らしい世界」というシリーズが始まっています。

今日はその7回目で、「SIM訳は完成品である」というお話です。

前回は、「未完成から完成へ」というお話をしました。

「SIM同時通訳方式」の基本的な考え方の一つに、「未完成から完成へ」というものがある、ということでした。

初心者の英語は上級者に比べると未完成ですが、未完成の段階であっても「英語の語順」で発想する、という基本を崩さずに学習を積み重ねることが大切です。

そうすれば、「未完成から完成へ」の階段を一気に、そして一直線に駆けあがっていくことができます。

さて、「未完成から完成へ」ということに関して、皆さんの誤解を避けるために、ここではっきりしておかなければならないことがあります。

それは「SIM訳は未完成品ではない」ということです。

下記の英文をご覧ください。

日本語訳の部分が「SIM訳」です。

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Alex Rodriguez admitted
アレックス・ロドリゲス選手は認めました

that he took the substances
薬物を使用したことを

because of the pressure
重圧のために

of being baseball's highest-paid player
最高年俸の野球選手であることの

after getting a 10-year, $252-million contract
10年で2億5千2百万ドルという契約獲得の後

when he was signed by the Rangers
彼がレンジャーズと契約したとき

in December of 2000.
2000年12月に。
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この例文の「SIM訳」だけを読んでみると、
「アレックス・ロドリゲス選手は認めました」
「薬物を使用したことを」
「重圧のために」

…という感じで、日本語としては未完成に思えますが、実はそうではありません。

「SIM訳」は「ネイティブ思考法」養成の手段ですから、この「SIM訳」自体が、いわば完成品なのです。

もちろん「整った日本語訳」という見地から見れば「SIM訳」は確かに未完成品です。

しかしそれは、「翻訳するのが英語を読む目的だ」と考えているからです。

一般の人は、そのように「英語を学ぶ目的は、英語を日本語に翻訳することだ」と考えています。

また、ほとんどすべての英語の先生は、この考えに基づいて教育をしています。

そういう英語教育の目的を持っている人には、SIM訳は不完全なものかもしれません。

しかし私たちは、英語教育の最終目的を、単に「英語の翻訳」ではなく、英語をコミュニケーションの手段として駆使できるようになる事だ、と考えています。

あるいはまた、英米人と同等に、英語を「英語の語順」で input して、スピーディーに内容が理解できるようになることだと考えています。

そう考えると、SIM訳は未完成品どころか立派な完成品であり、「ネイティブ思考法」を身につけるためには、これ以上の訳はないということになるのです。


…この続きはまた次回、お話ししますね。
…お楽しみに!