保持(retention)その1 | TOEIC(R)Test 満点続出の謎を解く!

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保持(retention)その1

「ワンポイントアドバイス」では、アグレッシブ・リスニングについてさらに深く突っ込んだお話を展開しています。

前回まで、「期待」anticipation について解説してきましたが、今日は、保持 retention についてお話しましょう。

その前に、ちょっと前回の復習をしましょう。

まず例文です。


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Henry and Anna Polivoda were active retirees until they were hit while out for a walk in their Los Angeles neighborhood by a car fleeing police because of missing license plates.
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この英文をセンスグループで区切り、SIM訳を付けて読むと下記のようになります。

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Henry and Anna Polivoda were active retirees …
ヘンリーとアナ・ポリヴォダは活動的に引退生活を送っていました

until they were hit …
彼らがはねられるまでは

while out for a walk in their Los Angeles neighborhood …
彼らのロサンゼルスの家の近辺を散歩中に

by a car fleeing police …
警察から逃げていた車に

because of missing license plates.
ナンバープレートが無いために(逃げていた)。
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そして、この英文の<期待>と<充足>の流れをまとめると、下記のようになります。

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<期待>
いつはねられたの?

<充足>
散歩中に

<期待>
何にはねられたの

<充足>
逃走中の車に

<期待>
何で逃げていたの?

<充足>
ナンバープレートがなかったから
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このように先を「期待」しながら読んだり聴いたりするから、センスグループは次々に有機的につながって行く、ということでしたね。

今回は、ここからです。

さて、これまでかなりの回数を割いて「期待」(anticipation)について説明してきましたが、英語をスムーズに理解するためには実は、これだけでは不十分なんです。

円滑な英語コミュニケーション能力を育成するために、もうひとつ大事がことがあります。

それが「保持」(retention)です。

結論から言いますと、いくら「期待」が大切だといっても、「保持」がなされていないならば、スムーズな英語の理解は難しくなります。

これほど重要な「保持」とは一体何なのでしょうか?

さっそくご説明しましょう。

まず例文を見てください。わかりやすいように、あえて簡単な英文にしました。

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I went to Harajuku to meet with Ichiro the day before yesterday.
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これにSIM訳をつけてみましょう。

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I went to Harajuku
私は原宿に行きました

to meet with Ichiro
イチローに会うために

the day before yesterday.
おととい。
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この英文の意味の流れは、次のようになっています。

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(A) 私は原宿に行きました

(B)イチローに会うために

(C)おととい。

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このように、英語はセンスグループごとに、内容が次々と展開していく言語です。

この例文も、「A→B→C」という意味の流れがあります。

「保持」(retention)とは、「A→B→C」という意味の流れをたどる時に、前のセンスグループごとの内容をしっかり記憶した上で先に進みましょう、ということです。

特に英語の場合は日本語と違って、述語動詞Vが最初のセンスグループに来ることが多いですが、このVの「保持」が充分になされないと、全体の意味がぼやけてしまいます。

そして、保持が弱いと前のセンスグループに戻って確認しなければならないので、「返り読み」に戻ってしまうのです。

「A→B→C→B→A」という感じです。

これでは、元のもくあみですよね。


…この続きはまた次回。
…お楽しみに!

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