単語を覚えるだけでは英語は話せるようにならない | TOEIC(R)Test 満点続出の謎を解く!

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「単語を覚えるだけでは英語は話せるようにならない」

このところの「ワンポインアドバイス」は、アグレッシブ・リスニングについてお話ししていますが、今回も当シリーズから離れて、日本の英語教育の問題点について語りたいと思います。

それは、単語を覚えるだけでは英語は話せるようにならない、ということです。

日本の英語教育において、文法と単語に重点が置かれすぎている気がします。もちろん、語彙力を増やすことは英語学習の上で避けて通れないでしょうが、単に英単語・熟語をいくら数多く覚えても、それだけでは英語が話せるようにはならないのです。

もし、単語を覚えれば英語を話せるようになるとしたら、いったいどれだけの単語を覚えれば良いのでしょうか?100語でしょうか、それとも1000語でしょうか。

それとも、ある新聞広告が言っているように、3万語覚えたら英語が話せるようになるのでしょうか?

英語のネイティブの場合を考えてみましょう。彼らは3万語覚えたから英語が話せるようになったのでしょうか?そんなはずはありません。まだ、ほんの少しの単語しか知らない子供でも英語を話しているはずです。

ただし、小さな子どもの場合でも、「英語で考えながら」英語を話していることに注意する必要があります。

「英語で考える」とは何でしょうか?

それは、次の項で説明するとおり、「英語の語順」で考えている、ということです。これを「ネイティブ思考法」と呼びます。

たとえば「おととい」は英語で何と言うか、考えてみましょう。

簡単そうに見えるのですが、初心者にはなかなか難しいのではないでしょうか。

「おととい」と英語で言うには、まず the day と言い始めなければなりません。ところがこれがなかなか出てこないのです。なぜなら、たいていの日本人は、「おととい」を「きのうの前の日」と覚えているからです。

そうすると、「きのうの」にあたる yesterday が、まず頭の中に浮かんでしまいます。

「おととい」は英語で、the day before yesterdayと言いますが、ご覧のとおりyesterday ではなく、まず the day が最初に来ます。

これが英語特有の表現で、まず the day(その日)というものをサッと出しておいて、それからそれを説明するために before yesterday(昨日の前の)を補足するのです。

では、この場合の語順を見てみましょう。

英語では、the day(その日)→ before yesterday(昨日の前の)となっています。

「日」が先で「昨日の前の」です。

しかし、日本人は「昨日の前の」→「日」という語順で発想します。

これで明らかなように、英語と日本語では語順が逆です。

ですから、「おととい」を「きのうの前の日」と日本語の語順にして覚えていては、いつまでたっても英語らしい発想をすることができません。

まず the day をさっと口に出すこと、次に before yesterday で補足すること。このような順序で発想することが大切です。

the day before yesterday の一つ一つの単語は、非常にやさしいものです。

でも、こんなにやさしくても、「英語の語順」で考えることができなければ、使える英語にはなりません。

この事実から、「英語で考える」ということは、ネイティブのように「英語の語順で考える」ことに他なりません。

これが「ネイティブ思考法」です。

このように考えてくると、ボキャブラリーを増やすにも、単語・熟語をランダムに相互の関連性なく覚えるのではなく、「ネイティブ思考法」に従って、つまり「英語の語順」でinputしていく必要があります。

具体的にどうすれば良いのでしょうか?

結論から言いますと、「英単語や熟語は文章や文脈の中でセンスグループ(意味のまとまり)ごとに覚えていく」ということです。

これが「英語の語順」でinputするということなのです。

「英語の語順」でinputしておけば、英語をoutputするときも、センスグループごとに「英語の語順」で英語がスラスラと出てきて、言い終われば自然な文章になっています。

当研究所のリスニング教材、スーパーエルマーではセンスグループごとに、英語と日本語が交互に吹き込まれており、これを繰り返し聞いているうちに、自然に「使える」ボキャブラリーが増え、実践的な用法が身に付く仕組みになっています。

スーパーエルマーには36のトピックがありますので、最終的に膨大なボキャブラリーを身につけることができます。

また、スーパーエルマーは興味深いニュースを素材にしてありますので、印象的な場面のイメージが英語としっかりと結びつき、英語が深く記憶に刻み込まれます。

スーパーエルマー学習で「ネイティブ思考法」が身に付くと、さらにボキャブラリーが増えます。

ネイティブのように、英語を文頭から「返り読み」せずスラスラと理解できるようになるので、新聞や雑誌を読んだりビデオや映画を見ることが楽しくなり、ますます多くの英語に接するようになるからです。

スーパーエルマー学習と平行して、「週刊ST(ジャパンタイムズ刊)」や「ASAHI WEEKLY(朝日新聞刊)」等を利用すれば、ボキャブラリーはさらに増えます。

これらは日本語対訳付の英字新聞です。興味のある記事を1つ選び、繰り返し音読します。

1、2度読んでも意味がわからないところがある場合は、日本語訳を利用して内容を理解します。

内容を理解した記事を繰り返し、大きな声で音読しますが、その時、覚えたい単語を意識して、そこに来たら繰り返して確認するなどします。

1つの記事を1週間、できるだけたくさん音読しましょう。理想的には50回以上、読めるといいですね。

単語にはいろいろな意味のあるものもありますが、あまり無理をせずに、記事にでてきた意味を確実に覚えるようにしましょう。

これが、当研究所が皆さんにおすすめするボキャブラリー増強法です。

これを自分なりにアレンジして、特に覚えていたい単語は何度も書くとか、自分の辞書を作ることも良いでしょう。

もちろん余裕があれば、1週間に1つの記事ではなく、2つ、3つに増やしてください。

とにかく自分で声に出し、文章の中で覚えることです。


…この続きはまた次回。
…お楽しみに!

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