アグレッシブ・リスニング(6) | TOEIC(R)Test 満点続出の謎を解く!

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「アグレッシブ・リスニング(6)」

ワンポイント・アドバイスは、このところ「アグレッシブ・リスニング」というテーマでお話しています。今回は、前回に引き続き「翻訳の問題」についてお話ししましょう。ちょっと復習です。

まず前回の例文をご覧ください。

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One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic unless many more people start eating less and exercising more, a scientist with the Centers for Disease Control and Prevention warns.
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このような複雑な英文も、SIM同時通訳方式で読むと、まさに瞬時に内容を理解することが可能になる、ということでしたね。

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One in three U.S. children born in 2000 …
2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが

will become diabetic …
糖尿病になります

unless many more people start eating less …
より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり

and exercising more, …
そして、より多くの運動を(し始めないかぎり、)

a scientist with the Centers for Disease Control and Prevention warns.
と、疾病対策予防センターの、ある科学者は警告します。
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いかがでしょうか? 非常にすっきりと理解できますよね。

読者は、センスグループごとに読むことで、水の流れに乗るように無理なく、英語の「意味の流れ」をつかんでいくことが可能になります。

では、この英文の「意味の流れ」を日本語で書き出してみましょう。

そうすると、とても面白いことがわかります。そこに、英語の「論理性」というものが非常に色濃く現されてくるからです。

では、「英語の論理性」とは何か?

…ここまでが前回のお話でした。今回は、ここからです。

「英語の論理性」とは何でしょう?

まず最初のセンスグループをご覧ください。

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One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic…
2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが糖尿病になります
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英語ではこのように、はじめに核心をズバッと言い切ります。これが、この文章のテーマとなります。

英語の特徴は、このように文章の根幹でありテーマである「S+V」を
 真っ先に言ってしまうということです。

そうして、読む人はここで「ドキリ!」とすることになります。「エッ!子供が糖尿病になる? いったい何のことだろう」と…。

読者は自然に、この話がどのように続いていくのか、興味津々で次のセンスグループに目を移します。

すると、次のようなことが書いてあります。

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unless many more people start eating less and exercising more, …
より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎりそして、より多くの運動を(し始めないかぎり、)
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読み手は、「なーんだ、食べる量を減らして、運動をすればOKなんだ!」 と、少しばかりホッとするわけです。

そして、今までの主張は次のセンスグループで強化されます。

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a scientist with the Centers for Disease Control and Prevention warns.
と、疾病対策予防センターの、ある科学者は警告します。
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ここで読み手は、専門家の意見と知って、次のように納得するでしょう。

「そうか、これは専門家による確かな意見なんだな…。なるほど!」

さて、以上のことをまとめると、この文章はセンスグループごとに下記のような「意味の流れ」があることがわかります。

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テーマ(S+V)→ 条件付け → 権威付け
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英語はこのように、極めて論理的な「意味の流れ」にそって展開しているのです。

そして、センスグループの各段で、読み手は「驚き」を感じたり、「ホッ」としたり、「納得」したりします。

つまりここには、センスグループの展開に伴って起こるドラマがあるのです。

ですから、この センスグループごとのドラマを充分に感じて読むためには、センスグループの 自然な流れに逆らわない読み方をする必要があります。

そのために最も有効なのが、SIM同時通訳方式 なんですね。

…この続きはまた次回。
…お楽しみに!

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