アグレッシブ・リスニング(4) | TOEIC(R)Test 満点続出の謎を解く!

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「アグレッシブ・リスニング(4)」

ワンポイント・アドバイスは、このところ「アグレッシブ・リスニング」というテーマでお話しています。前回は、アグレッシブ・リスニングをする際は、「保持」と「期待」が大切であるというお話をしました。

今回から、アグレッシブ・リスニングについて、さらに深く突っ込んだお話を展開していきます。

まず、「翻訳の問題」についてご説明しましょう。「翻訳」こそ英語上達の妨げだ、ということです。

まず例文をご覧ください。

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One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic unless many more people start eating less and exercising more, a scientist with the Centers for Disease Control and Prevention warns.
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これを日本の学校英語で習う「返り読み」式に翻訳すると、次のような訳になるでしょう。 

「より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり、そして、より多くの運動をし始めないかぎり、2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが糖尿病になります、と疾病対策予防センターのある科学者は警告します。」

この英文はワンセンテンスでありながら、日本語だと3つか4つの文章に分けられるような複雑な内容です。それが一文にまとめられているという、英語特有の凝った表現になっています。

ですから、このような複雑な英文を瞬時に訳すことはなかなか難しいと思います。通常は文頭から文末まで行ったり来たりしながら、時間をかけて日本語に翻訳していくでしょう。

「返り読み」式の翻訳の問題点は、まさにここにあります。

「英語の語順」を、いったん「日本語の語順」に組み直して理解するわけですから、その分だけ無駄な時間がかかってしまいます。

日本人は、速く正確に英文を読むのが大変苦手ですが、それはこのような翻訳に象徴される「返り読み」式の英語理解が原因なのですね。

…いかがでしょうか?

私達、日本人が普段何気なくしている「翻訳」こそ、英語上達を妨げる元凶だったんですね。


…この続きはまた次回。
…お楽しみに!

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