「だんじり」とは「何」であって、「何」でないのか? | 樂車道樂のお旅所巡礼

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───全国に分布するさまざまな名で呼ばれる   
祭り屋台のそれぞれの分類について
いまだくっきりと定義を言及していないので
 以下、これまでの経験上の感触で勝手に振り返ってみた。


◆「だんじり」:
おもに「山車」を指すときの西日本に特有のローカルな呼称だが
必ずしも「だんじり」と呼ばれない、分類しない場合がある 
山車」「」「太鼓台」「地車」「屋台」「祭車」「楽車」等は
これらがほぼ広義でこれに含まれる
つまり氏子が奉納に供するための装飾された工芸祭具を指すが
神輿」はこれに含まれない
起源は「山 (山鉾)」だが「置き山」は「だんじり」には含まない

◆「」:
山鉾 (京都)」として「だんじり」の起源
太鼓台」はこれに含まれる(担ぎ山)が 「」とは呼ばれない
分類として「山車」であり広義の「だんじり」だが
」とは分類しない、または呼称しない場合がある
移動式が一般的だが「置き山」として動かないものもある

◆「山車」:
関東圏では「曳き山」を指すが
西日本では「だんじり」としての呼称が一般的
広義の「」とほぼ同じだが移動を前提とするものに限られる
移動式でない「置き山」は「山車」ではない
引くものと担ぐものに分かれるが分類上は同じ
担ぎ山車」が存在するが「太鼓台」とは別となる
太鼓を積んで動かすが「太鼓台」ではない (例外あり)

岸和田に代表される関西型の地車」:
分類上の「山車」であるが
西日本では「だんじり」と呼称するのが一般的
典型的イメージとしても一般に「山車」として認識される
起源は「 (山鉾)」だが「」ではない
太鼓を積んで動かすが「太鼓台」ではない

おもに瀬戸内海沿岸に分布する太鼓台」:
台輪に太鼓を積んで2本または4本の棒で担ぐもので
布団太鼓」「布団だんじり」「ちょうさ」「ヤッサ」「千歳楽」「四つ太鼓
等が全てこれに含まれる
広義の「 (担ぎ山)」だが「」とは呼ばれない 
例外として曳く地域があるが「山車」とはならない  
典型的な特徴としての布団がない場合や
山車」のような破風屋根の場合がある
棒をつけて担ぐが「神輿」ではない 
山車」ではないが「だんじり」と呼称する場合がある 

瀬戸内海に分布する担いだんじり
 広義において「山車」だが呼称は必ずしも「だんじり」ではない
舁き山車」「舁き山」「山笠(九州)」「楽車(西条市)」などが含まれる
担ぎ山」だが呼称に「」を用いない場合は「」ではない
起源は「太鼓台」で太鼓を積んで担ぐが「太鼓台」ではない
ただしこれらに派生する途中の中間の分類として
破風屋根の太鼓台」が存在する


───以上、独自研究だが
だいたいこれで合っていると思う。

例外の存在は承知しているが
厳密化するといたずらに複雑化するだけで
読み物としてのメリットが少ないのであえて除外した

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