■導入:今日のテーマ
阿弥陀さまは最初から
阿弥陀さまやなかったんやで
…って聞いたら、
「え、転職?キャリアチェンジ?」と誤解されそうですが(笑)
■日曜の朝と“久遠の埃”
日曜の朝。
布団の中で「あと5分…いや今日はええやろ」とゴロゴロ。
と、カーテンの隙間から朝日が入る。
ふと見ると——
埃が宇宙みたいに舞うてる!!
「あぁ…掃除せなアカン…でも今日は休みやし…」
このウヨウヨ埃、仏教界ではなんと
“塵点久遠”
つまり、
埃ひとつに“宇宙ひとつ分の時間”
が詰まってるで!
という、朝の罪悪感MAXな例えです(笑)
■宇宙時間・劫(こう)講座
仏教の“時間”は桁が狂ってます。
名称 | 例え |
小劫 | 40里四方の大岩を3年に1回天女が袖で撫でて、岩がなくなるまで |
中劫 | 岩が60里になる |
大劫 | 岩が80里になる |
天女「副業で岩磨いてます」
岩「ブラック職場や…」
これが1小劫
で、久遠=これがもう気が遠くなるほど
続く。
そして、阿弥陀さまは
その無限の無限の先にいた
“久遠実成の仏”
つまり「最初から仏様」だった。
■でもなぜ“出家”した?
ところがその仏が…
わざわざ凡夫界に降りて
“法蔵比丘”として
修行する道を選んだ
ちょっと考えてみましょう。
👑王様が突然
「今日からコンビニ店員になるわ」
言うたら驚きません?
周囲「なんで!?」
王様「民の苦しみ知るためや」
これが
久遠の仏 → 法蔵比丘
の決断。
理由はただ一つ。
“ほっとけん人がおる”
その相手が、なんと——
この私。
■プロローグの重さ
親鸞聖人は言う。
「仏願の生起・本末を
聞きて疑心なきが“聞く”」
つまり、
- なんで仏がわざわざ人間界へ?
- どう願いを立てた?
- どう果たした?
- 誰のため?
これ全部聞いて、
“あ、オレのためやったんや…”
と腑に落ちる。
この時、疑いが溶ける。
宗教じゃない。
物語でもない。
“親が子を抱く”という現実
■まとめ
- 阿弥陀さま=元・永遠の仏
- あえて凡夫界に降りた=法蔵比丘
- 理由=“お前を迎えに”
- 時間の単位=天文学どころか“寝坊の埃”
■今日の一句
布団から
塵点久遠
見えてくる
掃除せぇよ、という話ではなく(笑)
あの埃の一粒分の時間さえ
見捨てず伴ってくれるはたらきが
今「南無阿弥陀仏」
今日も一声、
南無阿弥陀仏🪷
続きも、またご一緒に。