今回の記事は、「日本(国内)盤」のBlu-ray発売に際して書いた記事を「リブログ」して書いています。
こちらは、「フランス語版(吹替)」(「一般公開」は、2021年12月29日)の「予告編」です。
なお、「VF」とあるのは、「version francaise(「フランス語版」)」の「略」です。
「特報」もありました。
「本編映像」の一部も「公開」されています。
その「Belle」の役を演じているのは、何とこの方、ルアンヌ・エメラ(1996-)!!
「フレンチポップ」に「興味」のある方、また、私たち「シャンソン仲間」の間では、すっかり「おなじみ」ともなっているこのルアンヌ・エメラですが、まさか、「Belle」役に抜擢されるとは...。
有名なオーディション番組、「The Voice:la plus belle voix」(TF1)の出身であり、「第2シーズン」(2013年)において、「準決勝」まで勝ち進んで「実力」を認められ、「注目」も浴びたことから、「歌手デビュー」が決まりました。
一方、2014年には、日本でも「話題」となった映画、「エール!」(原題「la famille Belier(「ベリエ一家」2014年フランス。日本公開は2015年10月31日)で「主演」を務め、2015年の、「セザール賞(フランスにおける「アカデミー賞」) 有望(最優秀新人)女優賞」を受賞しています。
こちらが、その「予告編」。
ちなみに、今春、「アカデミー賞作品賞/脚色賞/助演男優賞」(計3部門)を受賞した、映画「コーダ あいのうた(CODA)」(2021年)は、この作品の、「英語版リメイク」となります。
ちなみに、ルアンヌの「CD」の「日本盤」は、現在、この1枚しか発売されていません...(原題は「Chambre 12(12号室)」ですが、「夢見る~」は、「アリゼ」の「日本盤」とも「まったく同じ」タイトルの付け方...笑)。
今回の映画、「Belle(竜とそばかすの姫)」は、「フランス」でも「熱狂的」に受け入れられ、このような、「解説動画」までも作られています。
(参考)こちらは、「ニュース記事」となります(フランス語)。
「フランス」をはじめ、「海外」では、「現実世界と、バーチャル世界」を「舞台」とした、「美女と野獣」の「新時代リメイク版」と、概ね、「高い評価」を受けています。
さて...。
昨年(2021年)7月16日に公開された映画、「竜とそばかすの姫」...。
時をほぼ同じくして、「第74回カンヌ国際映画祭」(フランス。現地時間「7月15日」)の「カンヌ・プルミエール」(この2021年に「新設」された、著名監督の「新作上映会」)でも、上映後に、「約14分」という「スタンディング・オべーション」を受けたこの作品。
もちろん、細田守監督(1967-)も、「その場」にいました...!!
このように、「フランス」でも、「熱狂」をもって受け入れられた、この作品、「竜とそばかすの姫」は、2021年12月29日からの「一般公開」も「決定」となりました...。
「フランス(海外)でも上映決定のアニメ」ということであれば、まずは、「ジブリ作品」を挙げなくてはいけないとは思いますが(2001年の「千と千尋の神隠し」など...)、「私」としては、「この作品」を挙げないわけにはいきませんよね...。
公開当時(2016年8月26日公開)、「ロングラン」に次ぐ「ロングラン」で、この年に「ブログ」を始めた私も、「熱狂的」に「リアルタイム報告」を行なったほどの、その「最初」の作品...。
「約7ヶ月」のロングラン上映で、「32回」という、自身の「入場記録」は、昨年、「破られ」はしましたが、それでも、私にとって、「とても大切な作品」であることは、「今でも」、変わることはありません。
「君の名は。」(新海誠監督作品)...。
この「君の名は。」も「フランス語版(吹替)」が作られ、同年12月28日から「一般公開」となったことは、今作と「共通」しているところではありますが...。
「フランス語版(吹替)」についての記事
映画「君の名は。」については、テーマを「独立」させています!!
この「君の名は。」もさることながら、フランスでは、「アナと雪の女王」と並び称されるほど、その「音楽(歌)」が「高く」評価されているということで、「吹替版」の「人選」も、本当に「本気」のように感じました...。
2021年12月6日の「アバン・プレミア(試写会)」の模様です(動画)。
(「リンク」のため、別ウィンドウが開きます)
曲は、「parle-moi(話して)」(「心のそばに」)。
細田守監督も、もちろん「登場」しています...。
それでは、ここで、「フランス語」で歌われる、「Belle」(CV:ルアンヌ・エメラ)による「劇中歌」を聴いていくことにしましょう...。
「le souffle du vent(風よ)」(「歌よ」)
この曲の「歌詞対訳」を、記事の最後に載せています。
「a l'infini(限りなく/永遠に)」(「はなればなれの君へ」)
この曲も、「歌詞対訳」を、記事の最後に載せています。
こちらは、「フランス語版」の「劇中歌」メドレーです(付属の字幕は「スペイン語」です)。
今回、「日本公開」からも「1年」という、「異例の早さ(?)」での発売(7月8日)となった、「フランス盤」の「Blu-ray」...。
当初は、「元の記事」(この記事は、その「リブログ」です)にも書いたように、「6月29日発売」となっていましたが、そのことが「原因」だったのか(?)、実際の発売の「直前」になって、「エラーのため、自動的に予約キャンセル」というメールが、「アマゾンフランス」から入って来ました...。
とは言え、「購入条件」としては、まったく「不備」はありませんでしたので、あらためて「発注」(7月6日)したところ、途中、若干の「手続きの遅れ」(経由地の「香港」において)はあったものの、「ウクライナ危機」による「輸送不安」はまったく感じさせることなく、「13日」には、受け取ることが出来てしまいました!!
私が購入したのは、「コレクターズ・エディション」(日本盤の「スペシャル・エディション」に相当)と呼ばれる「豪華版」(ナンバー入り「限定盤」。私のものは、「限定2000セット」中の「No.356」)で、「本編Blu-ray」、および、「オリジナルキャスト(日本)」、細田守監督の「インタビュー」、「アフレコ風景」(これらは、「日本盤」の「特典映像」と「同じ」ものです)を収録した「特典ディスクその1」、そして、「オリジナル・サウンドトラック(B.O.F.)」の「CD(特典ディスクその2)」が付属しているものです。
当初、「アマゾンフランス」での「案内」を見ていると、まるで、「フランス語音声(吹替版)」しか収録されていないようにも読み取れて、正直、「混乱」もしましたが(「同様の指摘」は、何と、「フランス在住のフランス人」からも上がっていました!!)、実際には、まず、「(オリジナル)日本語音声」が「メイン」で収録されていました(まあ、「当然」ですよね...)。
日本でも、「外国作品(洋画)」は、「オリジナル音声+字幕」が「基本」のはずですから、「その点」ではまず「OK」でした。
しかし、今回のBlu-rayでもやはり、「日本語音声」を選ぶと、「自動的」に「フランス語字幕」がつくのは「良い」のですが、「フランス語字幕」は、「このセット」のみ「有効」で、たとえば、「フランス語音声」に「フランス語字幕」という設定は「不可」でした...。
(どのくらい、「自国語」に「自信」を持っているんだ、というくらい、「フランス」の「Blu-ray & DVD」に、「フランス語音声+フランス語字幕」というのは、「滅多」にお目にかかることがありません...)
それに、「再生」している「プレーヤー」の関係もあるのか、「画面サイズ」の選択も限られている他、「音量」も、「小さめ」でしか、再生することは出来ませんでした。
もっとも、映像規格が、フランスの「PAL」(日本は「NTSC」)、Blu-rayの「リージョン」も「B」(日本は「A」)と、本当は、「再生すら出来ない」のが「当たり前」なのですから、「贅沢」は、言っていられません...(私は、これに「対応」する、「リージョン・フリー」の「Blu-rayプレーヤー」を持っています。もちろん、「DVD」にも「対応」しています)。
「DISC2(特典ディスクその1)」は、先述のように、「日本盤」同様の「特典映像」(「インタビュー」/「アフレコ風景」)を、「フランス語字幕付き」で収録しているので、「語学学習」という点では「役に立つ」と思います。
これまでに載せている映像から言っても、「オリジナル」の中村佳穂さん(1992-)と、「声質が近い」とも思えるルアンヌ・エメラ(1996-)...。
しかし、「オリジナル・サウンドトラックCD」である「DISC3(特典ディスクその2)」では、「日本盤オリジナル」では、「メインテーマ」である「U」(millenium parade × Belle)が「別売CD(シングル)」であったためか、中村佳穂さんの「オリジナル」や、ルアンヌ・エメラの歌った「フランス語版」ではなく、なぜか(「誤って(?)」)、「英語版」(歌:カイリー・マクニール)での「収録」となっていました...。
こちらが、その「英語版」です...。
「CD」の曲順は、この「U」が冒頭に収録されている以外は、「日本盤(オリジナル)」と同じ(他の「歌」も、すべて、中村佳穂さんのバージョンにて収録)ではありますが、各曲の「タイトル」が「明記」されていないところはちょっと「×」。「お目当ての曲」に「直接」アクセスしたい時にはかなり「不便」です...。
まあ、「そんなこんな」ではありますが、「君の名は。」の「フランス盤Blu-ray」に比べれば、「セットの内容」としては「格段に良く」、「日本盤」同様の、「縮刷版パンフ」とも言い得る「スペシャル・ブックレット」(「歌」は、「日本語詞」、「フランス語詞」の「両方」が「掲載」されています)の他、「A3ポスター」、また、「16枚」の「カード」(「ゲーム用」と紹介)も付属しており、「海外アニメのBlu-ray」としては、本当に「豪華」なのではないかと思いました。
...と、外国「フランス」でも、そのくらい、「熱狂的」に受け入れられているのです!!
「同じ感動」を「共有」...
本当に、何とも「嬉しい」ことではありませんか!!
それでは、いま一度、「日本版オリジナル」の「予告編」を見てみましょう...。
「日本版オリジナル」の「楽曲(MV)メドレー」です。
映画公式サイト(日本)
それでは以下に、ルアンヌ・エメラの歌う、「フランス語版(吹替)」の「劇中歌」、「le souffle du vent(風よ)」(「歌よ」)、「a l'infini(限りなく/永遠に)」(「はなればなれの君へ」)の歌詞を載せておくことにいたしましょう。
私自身、まだ「聴いて間もない」こともあり、「こなれた訳詞」には「ほど遠い」かも知れませんが、そこのところは、「試訳」ということでご了承お願いいたします。
「フランス」という「お国柄」か、それとも、「アナと雪の女王」でも言われていたような、「口の動きと合わせる」という意図があるからなのか、この「フランス語詞」は、「オリジナル」と比べても、かなり「重い」内容となっているようにも感じられますが、そこがまた、「素晴らしい」と感じられるところでもあると思います。
さて次回は、また、「あの超大作」について書こうかと思っていますが...
おかげでもう、ホントに、
♪「てんやわんや」ですよ~♪
な感じ~みたいな!! (笑)
ありがとうございました。
それではまた...。
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le souffle du vent 風よ(歌よ)
la lala la lala lala
une chanson tout au fond de moi
est-ce le souffle du vent
qui guide mes pas
melodie tu t'envoles
emmene-moi
je reve d'un monde
ou cette melodie peut tout changer
ラ ララ ラ ララ ララ
私の心の奥にある歌
それは、私の歩みを導くように
吹いてくる、微かな風のことなの?
メロディ あなたは飛び立つ
連れていって
私は、このメロディがすべてを変えることのできる
世界を夢見てる
chaque jour qui passe
je dois vivre sans toi
j'ai peur de ne pas y arriver
aller de l'avant
dans la foule dans le vent
perdue sans savoir
ou est ta main pour me guider
je ne comprends plus
ce monde inconnu
過ぎ行く毎日
私は、あなたなしで生きなくてはならない
あなたのもとに、たどり着けないのが怖い
それでも、前に進まなくては
人ごみの中を 風の中を
わけも分からずさまよいながら
私を導く、あなたの手はどこにあるの
私は、この見知らぬ世界がもう
分からない(まま)でいるの
o vent souffle moi
une melodie pour m'envoler
ああ、風よ吹いて
メロディよ 私をさらって行って
dis pourquoi ici les gens autour sourient encore
ils ont l'air si heureux
je suis (si )seule et j'ai si mal
o dis(-moi) vais-je trouver le chemin
sur le dos du vent melodie
emporte ma voix
o je ferai tout pour arriver a vivre
ねえ、どうしてまだ、周りの人たちは笑っているの?
とても幸せそうで
私はひとりで、とてもつらい
ああ、私は、道を見つけることが出来るの?
背に、メロディの風を受けて
私の声を運んで
ああ私は、生きるために何でもするわ
une chanson
une melodie
est-ce l'amour qui peut tout changer
歌よ...
メロディよ...
愛は、すべてを変えることが出来るの?
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a l'infini part 1 限りなく(永遠に) (はなればなれの君へ) part 1
une fleur scintille
en couleur
commme un diamant qui
brille
l'amour est la, beau et
fragile
moi j'ai parfois perdu la
route
l'eclat la lueur du phare
le coeur arrime au doute
j'allais au hasard
色鮮やかに
きらめく花
まるで、
輝くダイヤモンドのように
愛はそこにある
美しく、そして、壊れやすく
私は、時々
道を見失った
灯台(ヘッドライト)の光のきらめき
余裕のない心で
行き当たりばったりに
le soleil viendra
rechauffer ma vie
mais s'il brille sans joie
sans amour pourquoi vivre
a l'infini
plus haut que l'oiseau
plus loin que la nuit
reste dans ma vie
et malgre la distance,
les differences
pour un million d'annees
nos vies sont liees
j'ai le coeur qui bat
ne me quitte pas
meme les yeux fermes
tu es dans ma vie
a l'infini
pour un million d'annees
a mes cotes
太陽がやって来て
私の人生を温めてくれるでしょう
でも、もし、喜びなく
愛もなく輝くのであれば、なぜ生きるのでしょう
限りなく(永遠に)
鳥よりも高く飛び
夜よりも遠くで
私の中に居続けて
その「距離」や
「違い」にもかかわらず
100万年先でも
私たちは結ばれている
私の胸はときめく
行かないで
目を閉じても
あなたは、私の(人生の)中にいる
限りなく(永遠に)
100万年先でも
私のそばで
a l'infini part 4 限りなく(永遠に) (はなればなれの君へ) part 4
on chante la vie
le monde est beau
en harmonie
ensemble on peut voler
toucher les etoiles
les yeux fermes
car maintenant j'irai
ou mon coeur veut aller
du son de nos voix
une fleur a eclos
une melodie
qui rend la vie si belle
on chante on chante on chante!
tant que l'amour sera la
je continuerai
et je chanterai
je chanterai toujours
人生を歌おう
調和のとれた
世界は美しい
一緒に飛ぶことができて
星にも手が届きそう
目を閉じて
だって私は今
心が望むところへ行こうとしているのだから
私たちの声の音や
咲いた花
人生を、より美しくしてくれる
メロディ
歌う! 歌う! 歌う!
愛がそこにある限り
私はこの先も続ける
歌い続ける
いつまでも!
(daniel-b=フランス専門)