※日替わりオープニング曲を聴きながら読んでいただけると感情移入もなんとなくできて

楽しく読んでいただけると思います

すぐ終わってしまうので動画画面上で右クリックしてループ再生推奨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

衝撃の事実が判明する
それは何と赤髪のシャンクスが実は全ての裏をひく黒幕だったということだった
しかしルフィはいまだにこの衝撃の事実を知らない

赤髪のシャンクスは真のラフテルへと消えていった
そしてシャンクスとイムとの関係とは一体何なのか…

それにこの後ルフィたちの前にとある最強の人物たちが立ち塞がることとなる

ルフィたちは無事にシャンクスの元へとたどり着けるのか?

しかしルフィたちは前へと突き進む以外に方法はなかった
蘇った亡きエ-スとスモーカ-を残して…





「エ゛-スぅ゛--」
ルフィは泣いていた
あの頂上戦争で最愛の兄が自分を庇って亡くなってしまった
どれだけ傷ついただろうか…?
そんなエ-スが蘇り突如として自分たちの前に立ちはだかった
またそれがどれだけルフィの心をえぐったのか容易に想像できた


しかしルフィは泣き止むと前を向くとポツリと言った
「俺…」


「もう大丈夫だよ」
「もう後ろを振り向かない」


そして笑った
「にひひ…」


「俺にはみんながいる」


「さぁみんなでぶっ飛ばしに行こう!!!」
みんなは暖かい目でルフィを見守った

「ワハハ」
「強ぅなったのルフィ」
ジンベエは笑う

「あの時とはえらい違いじゃのう」


「う、うるせえ!」
ルフィは照れている
「さぁ行くぞ!」


「ねえねえジンベエ」
ナミは意味深気に笑いながらジンベエに聞いた

「なんじゃ?」

「あの時って何…?」
「もしかしてシャボンディ諸島で私たちが飛ばされたときのことかしら?」


一瞬ジンベエは固まる
「漢と漢の話…」
「他言無用じゃ」

ナミは悟ったように謝る
「あっ」
「ごめんなさい…」


しかし、しばし無言のあとジンベエは前を走るルフィを見つめる
「だが彼の思いが分からぬみんなではあるまい?」

ジンベエの問いかけにみんなはニヤリとする
「ええ、もちろん…!」
ナミは答えた

ゾロは言った
「ルフィはもうすぐ海賊王になる男だ」
「前を向いていてもらわないと困る」

「だがしかし…」
ゾロは何やら下を向いた
その目線の先には剣があった

「なにやら剣がざわついてやがる…」
「嫌な予感しかしねえ」

「この先とんでもない化け物が待ってるぞ」


「ふぅ-」
「ああ、俺もそう思ってたところだ」
サンジは煙草をふかしながら不安そうに答える
一体この先にはどんな化け物たちが立ちはだかるのだろうか…?

ルフィたちは突き進み、衝撃の相手を確認する
「お、お前は……!!??」


場面は変わり全ての黒幕であり元凶シャンクスへと…
シャンクスはルフィたちがいる方を見つめる
「お前たちの相手はエ-スを含め最強の者たちを4人用意した」
「果たして仲間たちと共にこの最強の者たちを突破して私の元へとたどり着くことができるか…」




「もしたどり着くことができないのならお前たちの夢は終わりだ…」



「それに私がこの真のラフテルへと来た理由の1つは…」
「封ぜられしこの世に1つしか存在しない伝説の最強の悪魔の実を手にいれること」

「この悪魔の実は他のロギア系とは比較にすらならない最強すぎるがゆえに封ぜられてきた」
「この世界において世界政府や天竜人ですら知らない」
「知っているのは私を含め数人にのみ…」

「この悪魔の実を手に入れる」

「私は全てを終わらせるつもりだ」




「さあ…」

「戦いの幕があける」

「全てをかけたゲームの始まりだ」


「止められるなら止めてみせろ…」



「モンキ-」


「D」


「ルフィ!!!」



場面は変わり再び場面はルフィたちへと…

「お、お前は…」
衝撃の人物に全員が再び絶句する

ルフィたちに立ちはだかる最強の者たちの二人目は…


「ウォロロロ…!」
「また会えるとは思いもしなかったぞ」
その者はカイドウだった
ルフィたちを和の国にて極限の状態まで追いこんだあのカイドウだ

ゾロはカイドウと戦った時のことを思い出す
「ちっ…」
「またお前かよ」
「出来れば戦うのは勘弁してもらいたいものだが…」
あのゾロがカイドウと戦うのを嫌がっていた
どれほどの強敵として和の国にてルフィの前に立ちはだかったのか容易に想像できた

「だが…」
「それでも立ち塞がるっていうのなら」

「斬る!!!」
ゾロは殺気をカイドウに対して放つ

「ウォロロロ…!」
「随分とあの時よりも覇気も上がってるじゃねえか」

「明らかにレベルアップしてるな」
「だがその程度の覇気で俺を倒せるとでも?」


「何?」

「それに加え麦わら…」
「お前も相当強くなってるな」

「ウォロロロ…!」
「だがレベルアップしてるのはお前らだけじゃねえんだよぉ゛!!!」

なにやらカイドウから禍々しき力を感じる
そして姿は更なる邪悪な覇気が包み変貌する

「俺はもう鬼じゃねえ!」
「俺は屍鬼!!!」

「この新たに得た力で貴様らを殺す!!!」

「俺は死なねえ!」
「例え倒れたとして無限に蘇り続ける!」

「お前らが死ぬまでこの地獄は続くんだよぉ゛!」

「ウ゛ォロロロ!!!」

「貴様ら全員を皆殺しにしてくれる!」
カイドウの圧倒的な力が威圧し衝撃波となってルフィたちを襲う
ルフィたちも強くなったがカイドウもさらに強くなっていた
この化け物に勝てるのか…?
そう思ったとき意外な言葉がカイドウの口から放たれる


「とまぁ…」


「本気でそう言うとでも思ったか?」


「舐めるのも大概しろよぉぉおお゛お゛------!!!!」
カイドウが本気で怒っているのが分かる
しかしルフィたちに怒っているのではないことが感じとれる


カイドウはある者に憤怒し語っている
その者とはもちろんルフィたちではない

そう…


シャンクスだ


カイドウはシャンクスに語りかける
「俺は一度死んだ」

「未練があるといえば嘘になるが、人生を全うし死んだんだ」

「死んだ者を蘇らせて一体何がしたい?」
「死者を冒涜するんじゃねえよ!!」


「シャっ(ンクス)!!!」

「んぐぐ!?」
何やら苦しそうな表情を浮かべる
必死に言葉を発しようとするが言葉が出ないようだった

カイドウは悟り小さく笑った
「ウォロロロ…」

「その名は絶対に呼ばせねえってか…」

「それに…」
カイドウは何やら自分の身体を見つめる
カイドウの身体は震えていた


「身体が…」
「うまく動かない」

「それに意識もじょじょに飛びそうだ…」

「蘇ってから何か違和感が増してきているのを感じていたがそうか…」

「今にも自分の意思とは相反し小僧どもを襲わんとしている」

カイドウは悟る
自分に意識が残された時間は残り僅かなんだと…
「ウォロロロ…」
「本当の殺戮人形になれということか…」

カイドウは叫ぶ!


「麦わらのルフィ!!!」



「俺には意識を保っている時間がない!」

「さっさと先に行けえええぇぇぇ---!!!!」

なんとカイドウは道をルフィたちに譲らんとす


「お前…」
ルフィは目を丸くさせてカイドウを見つめる


「行けって行ってんだろぉがぁあ゛あ゛--!!」
「う゛ぃりりりぃ」
カイドウの自我は崩壊しそうだった


「うわっ!?」
ルフィはカイドウの攻撃をすんでの所で避ける

そしてルフィは覚悟を決めた顔つきになる


「ありがとう!」
ルフィはカイドウに感謝する

カイドウはニッと笑った

「みんな行こう…!」
ルフィは誘導しみんなを連れて行こうとする

その時だった

「雷屍八卦」
突然後ろからカイドウの強大なる攻撃がルフィたちを襲う!




「皆さん危ない!」

「ラブーンソウルズ~最終章~」

何とブルックがカイドウの攻撃を止めることに成功する
しかし、カイドウのそれ以降の攻撃を止めることはできない

「デーモンネット」
ロビンが何とかカイドウを止めることに成功する

「デーモンバックドロップ!」
そのままカイドウを後ろに叩きつける!

「うっ!?」
少しだが効いているように見えた

しかし再びこちらへ襲わんとす
「無月…鬼斬り!」
たしぎの攻撃で再び
カイドウはふらついた



ブルックは叫んだ
「ルフィさん!」
「ここは私たち二人に任せて行ってください!」

「このままじゃ危ない!」
「先に行って!」
ロビンもまた必死に叫ぶ

「えっ?」
たしぎも参戦しようとする

しかしブルックは言った
「たしぎさんも言ってください!」

「なぜかは分かりませんがあなたはこの先の戦いで必要になるような気がするのです…」


「でも…」


「ですから行ってください!!!」


ルフィはたしぎに声をかけた
「たしぎ…」
「行くぞ」

「きっとケムリンも同じことを言う」


たしぎは下を向く
「はい…」

たしぎは了承した


ロビンはたしぎに声をかけた
「行って…」

「そして終わったらまた追いかけっこの続きをしましょう…」








ルフィは言った
「任せたぞ」

そして残りの仲間たちと共に先へと進む
しかしルフィの顔に迷いはなかった

ブルックは言った
「あ-行っちゃいましたか」
「ヨホホホホ」
「もうちょっと心配してくれると嬉しかったのですが…」

ロビンは笑う
「うふふ」
「なら何でそんな嬉しそうな顔してるの?」

「本当は分かってるんでしょう?」
「信頼してくれているのよ」

「船長はあのカイドウ相手でも私たちなら大丈夫だと任せくれた…」


「え-とても嬉しいですよね」

「なら絶対にルフィ船長の期待に答えないとですね」
ブルックとロビンは前を見つめる
気づけば倒れていたカイドウはいつの間にか起き上がっている

「ウォロロロロ…!」
「気づけばちっこいのが二人いるじゃねえか」
カイドウは正気に戻っている

しかしカイドウは気づいている
己の時間が少ないことに…
カイドウは二人に問いかける
「このまま殺人人形に変わり果て朽ちるなんてまっぴら御免だ」

「俺を…」
「満足させてくれるんだろうな?」
カイドウの問いは武人として戦って死にたい
そう言っているのは明らかだった

ブルックは答える
「ええ」
「もちろん黄泉の国へと送り帰させていただきます」

「あなたは王の中の王…」

「それに屍鬼王ではない」
「鬼王だ」
ブルックはカイドウに屍ではなく鬼として戦い倒すと言っていた
それはカイドウにとって嬉しかったはずだ

「ですが貴方は今まで…」


「二人の王と戦ったことはありますか?」
カイドウはブルックとロビンの雰囲気が一変したことにドキリとした
二人から圧倒的強者の気配を感じる


カイドウは笑った
「ウォロロロ…!!!」

「言ってる意味は分からねえが、なかなかに楽しませてくれそうだな」

カイドウは言った
「さぁ始めようか」

「熱き王たちの晩餐を…!!!に」




「ロビンさん!」

「ええ」
二人もまたカイドウに立ち向かっていく

「ロビンさん最後に…」


「パンツ見せていただいても大丈夫でしょうか…?」

「ふふっ」
「この戦いに勝つことができたならパンツぐらいならいいわよ」



「えええぇぇぇええ---!!??」

「死ぬ気で頑張らさせて頂きます!!!」

「もう死んでますけど」

「ヨホホホホ…!」

ロビンは笑った





最後にカイドウは誰にも聞こえない声でポツリと呟く
「悔いはねえが、最後に…」

「娘に一目会いたかったな」



「世話ぁかけたな…」


「ヤマト」





カイドウは前を向く

「ウィリリリリ-----!!!!」



世界の存亡をかけた3人の熱き戦いが…


今始まった





場面は変わり

海上で戦っているコビ-たちへと…

「はぁはぁ…」

「次から次へと本当にキリがない…」

そして頭を抱える
「うっ…!?」
「頭が痛い」

「たくさんの声が頭に入ってくる」

「絶望の声…」
「悲痛なる声…」
「憎悪に満ちた声…」

コビ-は涙を流している
あちこちに死体があった
空や海上には大量の魔族たちや天竜人、奴隷たち…
自分たちは壊滅的な被害を受けている
もうコビ-は諦めているかに見えた…

そんな時声をかけた者がいた
「何をやっとるか!!」

コビ-はその者の名を呼ぶ
「ガープ中将…」


「ワシはお前をそんな腑抜けに育てあげた覚えはないぞ!」


「でも…」
「みんなの声が頭に入り込んできて…」

「う゛っ…!?」
コビ-は頭を抱え再び地面へと崩れ落ちる

ガープは言った
「負の声が頭の中に入り込んできて辛いんじゃろ」


「ガープ中将…」


「ワシにはその苦しみは理解できん」
「ただ聞こえるだろ」


「えっ…?」


「ロジャ-に一回だけ聞いたことがある」


場面は若き日のロジャ-とガープへと

「なぁたまに辛そうな表情をする時があるよなロジャ-」

「ふっ」
「その話か…」

「俺はな」
「声が聞こえてくるときがあるんだよ」

「声…?」


「ああ」
「負の声だ…」
「怒りや憎しみ、悲しみ、嫉妬など無限の声が俺の頭の中に入り込んできて悩ませる…」



また場面は戻り…

「ガープ中将…?」

ガープは語りかける
「なぁ聞こえてこんか?」

「えっ?」

「希望の声じゃ…」

「ロジャ-は言った」
「絶望の声に耳を傾けるのではない」
「希望の声に耳を傾けるのだと…」


「そうすれば自然とその負の声が聞こえてこなくなり、勇気が沸いてくるのだとの…」


「希望…の…声……?」
コビ-は固まる


ガープは笑った
「ふふふ」
「聞こえてこんかの?」

「元気いっぱいの希望の声が…」

「ワシは今聞こえてきておるぞ」
「元気いっぱいの声がの…」

「まあ元気すぎるのは困ったもんじゃが…」
「がははははっ!!!」


「何も聞こえなっ……」


そんな時に突然自分の頭の中へと声が流れこんでくる!



「コビぃぃぃいいい------!!!!!」



「この声は…?」
コビ-は確信していた
この元気すぎるこの声はあの人しかいないと…!
コビ-は涙を浮かべながらガープを見つめる
「ガープ中将…」


「ああ」


「ルフィ…!」
「わしの大切な孫じゃ」
「がはははは!!!」



ルフィの声が自分の頭の中へと流れこんでくる
「コビぃぃぃいいい------!!!!!」


「絶対に俺がこの元凶をぶっ飛ばす!」



「にひひひっ」
「海軍大将になって俺と戦うんだろ?」




「だったら諦めるな!」
「俺も絶対に諦めねえから…!」



「もし生き残ったら」




「俺と戦おう!」






「漢と漢の約束だっ!!!」


コビ-は涙を流す
コビ-にとってルフィは大恩人
そして憧れだ
その憧れの人が戦おうと言ってくれた
認めてくれた
その言葉がどれだけコビ-を勇気づけたか分からない

「がはははは!」
「吹っ切れたようじゃの」


「はい!」
「必ずやこの戦いに勝利してみせます!」


「ありがとうございます…」



「ルフィさん!!!」


ルフィ、コビ-、ガープはそれぞれの思いを胸にニッと笑った



「ふっ」
「何をしちょるかコビ-…!!!」
海軍元帥サカズキは檄を飛ばす

「は、はい!?」
コビ-は背筋をピンとさせている

そしてサカズキの口から衝撃の言葉が放たれる!
「いずれ海軍大将になりたいんじゃろうが!!!」

「だったら行動で示してみぃ!!!」

「ワシを認めさせてみぃ!!!」

その場に一瞬静寂がなる


「えっ」
「それって…」
コビ-は一瞬固まる


「いいから行けぇ!!!」


「あっ」
「はい!!!」
コビ-は慌てて戦場へと戻る


「ふふふ」
「素直じゃないのぅ?」
ガープは笑う


「ふん」
「まぁ認めとるは認めとるですよ」

「だがまだまだ…」


そんな中突然海軍中はわぁ---っ!声援があがったかと思うと、
明らかに兵士たちの士気が高まっているのが感じとれた
それはなぜか?
元帥サカズキは思いつきでそんな発言をする者ではない
誰しもがその発言の意味を分かっていたからだ
もしこの戦いに勝つことができたならば次期大将は…



このコビ-大将なのだと!

コビ-はみんなから慕われていた
そして誰よりも努力しているのを知っていた
何のコネもない実力もないコビ-が、
海兵の最底辺の位から始まり誰よりも努力をし、
元帥の次の最高位の大将の座を勝ち取るというのはみんなの希望以外のなにものでもない




「えっ?」
「えっ…?」
異様な盛り上がりに戸惑っている


「ぐがぁ--!!!」
そんな中魔族の刃がコビ-を襲おうとしていた

「危ない!」
ある者がその攻撃を防ぎ助ける
「ぼさっとするなっ!」


コビ-はその者の名を呼ぶ
「ありがとうございます」



「ドレ-クさん…!」
海軍機密特殊部隊隊長のドレ-クだった

「未来の大将がこんなところでくたばってもらっては困るからな」


「コビぃ゛ぃ゛ぃいいい----!!!」
「お前すげえじゃね゛えか゛---!!!」


「わっ!?」
「抱きつくなよヘルメッポ!?」
ヘルメッポは泣きながらコビ-に抱きついている


しかしヘルメッポは突然として真面目な顔つきになると、
パン…!と背中を叩く


「みんな、お前の言葉を待ってるぞ?」


「えっ?」
コビ-はヘルメッポを見つめる


「コビぃ---っ!!!!」
サカズキの怒鳴り声が再び聞こえる
条件反射のようにコビ-は背筋を伸ばし返事をした

「はっ」

「はい…!?」


「特別に今回だけ、きさんに発言を許す…!!!」


「海軍大将目指すなら、周りを鼓舞しまとめる言葉を言ってみようぜや…」





「僕の…」


「言葉?」



ヘルメッポは再び声をかけた
「ああ」
「みんな、お前の言葉を待ってる!」



辺り一面再び魔族たちが海軍を襲い士気は落ちていた
士気をあげる言葉が必要なのだ

そう

みなをまとめあげ、統率し奮起させる言葉が!


「ふっ」
「ああ…」
「びしっと決めて見せろ」
ドレ-クは言った






「僕がかける言葉…」

コビーは考える



そしてコビ-は突如として拳を握りしめ天高く振り上げる!!




「うぉ----!!!」




海軍のみんなはそれに呼応するように答えた



「うぉぉおおお----!!!!!!!」





コビ-再び天高く拳を振り上げ声をはり上げる

「うぉぉおおお----!!!!!」




さらにみんなはコビ-の言葉に高揚し言葉を張り上げた

「うぉぉぉおおおお------!!!!」



3度コビ-は拳を天高く振り上げ声を張り上げる!
 

「うぉぉぉおおおおお----!!!!」





海軍兵士たちの士気は最高潮に上がっている

「うぉぉぉおおおえお--------!!!!!」




コビ-は決意の眼差しで語りかけた
「失われて良い人命などない!」

「人命を救うことこそ海軍の使命!」


「背中に背負いし正義を貫け!!」
海軍の制服の背中には正義の名が刻まれている


「己が正義を全うせよ!!」


「全軍…」



「反撃開始せよ!!!」



「うぉぉおおお-----!!!!」
地響きのような声と共に海軍は盛り返す
その勢いは海軍から海賊へと繋がり戦況をひっくり返す


「こ、これで大丈夫だったんでしょうか」
コビ-はへなへなと力が抜けたように座り込む

「ぼ、僕ごときがあんなセリフを…」

「あ--恥ずかしい!」


「がはははは!」
「流石はワシの弟子」
「なかなかやりよるわい」

「も-からかわないですください」

そんな中ヘルメッポは言った
「い-やからかってねえよ」
「お前の頑張りはみんなが知ってる!」

「俺が保証する」
ヘルメッポは眼帯をずらし、素顔をさらしながらコビ-を誉めた
そう…
ヘルメッポこそがコビ-と共に苦楽を共にしコビ-の努力を誰よりも理解しているのだ
あのボンクラ少年だった面影などまるでない


「前を見てみろ」
ヘルメッポは言った


コビ-は前を見てみると海軍や海賊全軍の士気が上がり押し返していた

勝てるかも…?

そう思った矢先だった


何やら暗雲が立ち込める
ある影が現れる

その影は言った
「調子に乗るなよ下民ども…」


その影は巨大な大船団を引き連れ現れる




ドフラミンゴは珍しく冷や汗をかきその者を見た
「くくく」
「やはりきたか…」


「今、一番やっかいなやつのご登場だ」


サカズキも気づいたようで思わず愚痴をこぼしてしまう
「ぬぅ」
「最悪な奴らが来おったか…」






「さてと…」
ドフラミンゴはその影の名を呼ぶ


「全てを消しにでも来たのか…」



「イム!!!」



何とその影の正体はイムだった
シャンクスはイムの名を言っていた
シャンクスとイムとの繋がりとは?


イムは言った
「少し準備をしていて遅れたが貴様ら下民に希望などない」


「あれを展開せよ」
イムは部下に指示を出す


艦隊からはパシフィスタが大量に出てくる
そしてそこには何と戦桃丸の姿がそこにあった
その横には別の影がいる
戦桃丸は黄猿を見つめる
そして言った

「悪いなおじき…」


イムは影を見つめる
「ネオパシフィスタPX0の力を見せてもらおうか」

「お前の生涯をかけた最高傑作を」


「なぁ」


「我が数少ない友」



「Dr…」



「ベガパンク!!!」



その影は何とドクタ-ベガパンクだった
世界最大の頭脳を持つと言われており、500年先の知識を持つと呼ばれる天才科学者…
ドクタ-ベガパンクはイムの仲間だったのだ


イムは上を見つめる
「あれもな」

「あの者たちも良い手駒だ」


そこにいた者たち全員が度肝を抜かれた


パシフィスタではないドクタベガパンクの最高傑作が披露される


誰かが叫ぶ
「なんだあの大空挺師団はぁ!!!???」



なんと大量の戦艦のような物体が空を闊歩し、こちらめがけて飛んでくる

 

 

その戦艦のトップらしき人物がうつる

その人物は影でうまく見えない

 

 

その人物の横から何やら鳩の鳴き声が聞こえてくる

 

 

「クルックー」

 

 

 

 

 

 

イムは大空挺師団を見つめ、

その謎の人物にでんでん虫より指示を出す

 

 

 

 

 

 

 

「やれ」



「大空挺師団総艦長兼CP0」



「ロブ…」

 

 

「ルッチよ」



白いマントを羽織しルッチはイムに返事をする
「仰せのままにわが主よ…」

ルッチは部下に指示を出す
「やれ」


「はっ!」
部下はルッチの指示に従い、ボタンを押すと艦隊の扉が開く


そしてそこには何と…


ネオパシフィスタがいた
羽をまとった大量のネオパシフィスタが落下してくる


ネオパシフィスタは羽をたずさえ自由に飛びながら、落下してくる



誰かが言った
「悪夢だ…」
パシフィスタが空から降ってくる光景は地獄以外のなにものでもなかった



ルッチはイムに報告をする
「開始いたしました」
「吉報をお待ちください…」


「うむ」
「よくやった」


「はっ」
ルッチは頭を下げる


「それと以前からお聞きしたかった質問があるのですが、
お聞きしてもよろしいでしょうか?」



「わらわは気分が良い」
「特別変なことでないなら答えてやろう」


「有り難き幸せ…」
ルッチは頭を下げる


「それでは1つだけ質問させて頂きます」
「正直にお答えください」


「分かった」
「なんだ…?」


ルッチは質問する
「私をCP0に取り立ててくださった理由は私が…」




「天竜人だからでしょうか?」




「………」
しばしの沈黙のあとイムは答える


「気づいておったか」
「ああ…」



「そうだ」



「お前は天竜人の末裔だ」

ルッチはその返事を聞くと目を丸くさせた


「ありがとうございます」

「やはりそうでしたか…」
「私が天竜人なので貴方様のご意向に賛同すると思ったわけですね」


「天竜人や魔族以外を根絶やにし世界を支配する…と」


「ああ」
「そうだ…」
「協力してくれて感謝するぞ」



「いえいえこちらこそイム様には感謝しております」
「イム様のお陰でここまで強くなれましたし、この地位を確保することができた」


「私がこれからもイム様にお仕えし、影なる世界の支配者として…」




「ああ」
「そうだ」
「お前は天竜人」
「天竜人世界を支配する権利がある」
「影の支配者として…」



ルッチは答える
「…と本気で言うと思ったのか女狐が!」



「なにっ?」
イムは少し驚いたように聞き返した



「世界を支配?」
「天竜人だから何だ…」
「そんなものは何も関係ない」

「天竜人?」
「そんなものはヘドが出る!」



「俺が何でCP0になったのか分かるか?」
「この時を待っていたんだよ」
「ずっとずっとな…」



「俺には何か秘密があると思った」
「だからのしあがるためにそれを利用させてもらった」

「まさか自分が天竜人とは皮肉なものだ」


「お前は何を言って…」
イムは困惑する




「まだ分からないのか…」
「貴様ら天竜人を潰すために俺はCP0になった!!!」



!!??



イムはようやくルッチの意図を察する
「貴っ様ぁぁああ----!!!!」

「だが貴様1人裏切ったとして一体何ができっ…!!」



「やれ」
ルッチは言った


「はっ…!」
艦隊から何か信号弾みたいなものが飛び出すと、
目を疑うような光景が起こり始める


ドゴォォオオン!バーン

ドゴォォオオン!!!

なんとネオパシフィスタが空中で物凄い爆発と共に自爆し始めたからだ


イムはあまりの出来事に絶句する
「こんなことはルッチにできるはずがない」


「こんなことができるのは…」
イムはあることに気づき絶叫すると、目線を空から海上へとうつした


「ベガパンク…!」


「貴っ様ぁ゛ぁ゛あああ------!!!???」



「すまないねイム…」
「私もこの時を待っていたんだよ」
「永き間ずっとずっとね…」


ベガパンクの横からまたあらたな影が現れる
ネオパシフィスタ…?
いやバーソロミュ-くま本人だった


「私もこの時を待っていた」
「ベガパンクにこの計画を聞かされ私は全てを差しだし、この計画へと賛同した」
「身体が機械へと変貌しようとも人格が破綻しようともな…」

「博士のお陰で人格は何とかもどったが…」



イムは激昂する
「だが我が艦隊はまだまだある!」
「貴様らごとき…!」


すると、でんでん虫より声が聞こえてくる
ルッチの声だった


「これで終わると思ったのか…?」


ルッチはいつの間にか白いスーツから黒のスーツへと着替えていた
CP9のときのものだ

「俺はお前らの傀儡になるつもりなど毛頭ない」

そしてでんでん虫より指示を出す

「第1空挺師団艦隊長カク…」


カクは返事をする
「はい」


カクの後ろに何やら船があり影が見える

「ハハハ」
「麦わらぁ!」
「今回は貴様に譲ってやる!」
「だがお前が帰ってきた時に一番にお前を狩るのは俺だ!!!」



「第2空挺師団艦隊長ジャブラ…!」

ジャブラは返事をする
「待ってたぜぇ!」


また影がいる
「ふふふ」
「楽しみだ…」
「もちろん世界を救うつもりだろ麦わら屋」





第4空挺師団艦隊長ブルーノ


ブルーノは返事をする
「はい」


そこにも影があった
「くくく」
「ケ-キアイランドの借りを返しにきたぞ麦わらぁ」
「これで借りは帳消しだ」




第5空挺師団艦隊長クマドリ


クマドリは返事をする
「よぉぉおお----!!!」


また影がいる
何やらタロットのようなものをしている
「我々が参戦しないのなら勝率0パーセント」

「参戦するなら20パーセント」

「カイドウ戦よりましだが、かけてみる価値はある」



第6空挺師団艦隊長フクロウ…

フクロウは返事をする
「アチャパ!」


「チェキェラッチョ!」
「麦わらに協力するのはシャクだが世界を救うためにも協力してやんよ」




第7空挺師団艦隊長ネロ

ネロは返事をする
「はい」

また影がいる
何やら肉をむしゃむしゃと食べている
「世界を救うっつ-なら協力してやるよ」


「それでは…」
ルッチは話をしめようとする


突然長髪の紫色の髪をした男が突っ込みをいれる
「いや私のこと忘れてませんかね!」
「しかも何でこんな筋肉ムキムキの笑顔がきしょく悪いやつと一緒なんだよ!」


「好き勝手なさる…」

「出会えたのも何か因果ではないですか!」

その陰は涙を流しながら紫色の長髪の男に抱きついた

「痛い痛い!」


ルッチは改めて声を出す

「第8空挺師団艦隊長代理スパンダム元長官」


「何で代理なんだよ!」
スパンダムは泣いていた


「予定通りですわね」
ルッチの隣にいる秘書らしき女性は笑った

リファだった

「ああ」

「ここからが勝負の分かれ目だ」

「生となるか死となるのか」



だが全員の目は勝利を信じていた


ルッチはそれぞれの艦隊長に指示を出す
「さぁ」
「閉じ込められて不満が爆発しそうな暴れ馬たちを解放してやれ…!」


艦隊長たちは了承すると、突如として艦隊の底が開く!


そこから船が物凄い勢いで落下して行く!


その船の者たちはもちろん…!



海軍は突如として空から降ってくる船を見て驚愕の声をあげる!


「海賊船だぁ!!」


「海賊船が空から降ってきたぞぉ!!!!」


「それにあの海賊旗は…」


「最悪の世代の船だ!」


「最悪の世代の船が空から降ってきたぁぁ----!!!!!」




ルッチは各々の最悪の世代に対してでんでん虫を通してメッセ-ジを送る


「戦力的にはこちらが圧倒的に不利」


「だが数々の困難を乗り越えてきた君たちならこの戦況をひっくり返せると信じている」


「じきに私も戦いに参戦する」


「それでは…」



「武運を祈る」
そして伝言は終わった




ルフィと同じ最悪の世代たちは空から海上へと上陸しようとする



最悪の世代全員が同じような言葉を口にした


「だぁれにものを言ってんだあああああああ---------!!!!!!」




各船長たちは己がメンバーに語り掛ける
「野郎どもっっ…!!!」






「突っ込むぞぉぉぉおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」





これ以上頼もしい言葉はなかった
何者にも動じない最強の援軍が到着した


ルッチはそんな最悪な世代のメンバーたちを見て嬉しそうにニっと笑う

 

 

そして一言だけつぶやいた






「合格だ…!」








果たしてイムたちに勝てるのか?
ルフィたちの運命は!?



様々の者たちを思惑を巻き込みながら、
かつてない物語が動き出そうとしていた
















~あとがき~

またうpするの大分遅れたああああ-----!!!!
ごめんなさい><


やっぱり終わるつもりだったけど、
書いてるうちにどんどん話が膨れ上がりやっぱり書けなかった(;´д`)トホホ


でも、次こそは終わらせる!



結構前から思い描いてたこと書けて嬉しいです


ワンピ-ス知らない人は何じゃこりゃ状態だろうけどごめんなさい><;

でも、ワンピ-ス知ってる人は一生懸命書いたので、
少しでも楽しんでくれたら嬉しいなぁ-なんつって

絶対これを漫画やアニメ化したら面白いだろうになぁと自画自賛
(* ̄m ̄)ププッ


それではアデァオス><