ワタルたちは村にいるライルとユキナたちを救うために、
丘の上から強大な敵目掛けて駆けて行く
それはまさに命懸けのものだった
何とか強大な敵を退け、ライルとユキナたちの元へと到着したワタルたちだったが、大軍に村全体を囲まれてしまう
しかし、ワタルたちの目は全く諦めていなかった
両者が激突しようとする
そんな状況下の中1人の男が現れた
その男にカーサは気づくと突如として叫んだ
「捕まれぇぇええええ----!!!!
叫んだカ-サによって訳のわからないままワタルたちは、
カ-サに捕まると、そのまま全く別の場所へと転移し、
その村からワタルたちの姿は消えた
その後、転移したその先でワタルたちはカ-サを凝視する
「おいっ!」
「じいさん…!」
「説明をして貰おうか!」
バージェットはカ-サ相手に食ってかかっている
カ-サ以外の全員が説明を求めている
それも、そのはずだった
ワタルたちは当然逃げの選択肢などあるはずがない
戦う気満々だったからだ
カ-サは口を開いた
そしてカ-サの口から誰しもが予想できない衝撃の言葉が放たれる
「あの者は…」
「この人界を影から牛耳るとある一家の最高幹部」
「あの者は」
「五黄聖が1人…」
「そして、あの者の名はレオンハルト・プレヴィス」
「黄色家じゃ」
ライルとユキナは血の気が引いていくのを感じていた
黄色家の最高幹部など普通の者なら、
一生目にすることなどできない遥か雲の上の存在
そして今までのさまざまな不可解な出来事の謎が解けていくのを感じていた
「黄色家って…」
ツバサは言った
クリフトはツバサに説明する
「前に言ったでしょう!」
「黄色家とはこの人界を影から操る存在で、大まかに分かれる四家のうちの一家で…」
「それがあの方々なんですよ!!!!」
クリフトは敬語になっていた
※どこからか声が聞こえてくる
ワンピースの天竜人が4家の勢力で分かれていると考えればいいでしょう
しかしバージェットはクリフトのその言葉に反論する
「そんなものは関係ねえ!」
ワタルもまた答える
「あの村へと戻してくれ!」
「うん!みんなが心配!」
ツバサは同調する
「私も同じ意見だわ…」
「私も!」
ミネアとマ-ニャも同調した
「あなた方は…」
クリフトは驚愕の顔を浮かべる
しかし、すぐさまクリフトは事の重大さを伝えようとする
「い-やあなたがたは何も分かっていない!」
「あの方と敵対するということは黄色家と敵対することなんですよ!」
「それがこの人界において、どういうことか分かりますか!?」
クリフトはこの話の核心をつこうとしている
「一般の者と敵対するという次元の話ではない…」
「つまりは世界と敵対するということなんですよ!!!」
クリフトは正論を言った
世界を敵にするなど、誰しもが回避するだろう
なぜならば生き残れるはずがないからだ
それが一生この頭の上がらない理由
この世界を影から操つり存在し続ける理由だろう
「世界が敵…?」
しかしワタルは言った
ワタルにとってはそんなことどうでもよかった
「くだらない!」
「世界を敵に回すなら見過ごせと…?」
「村を焼き、人々を殺し、何とも思ってもいない連中を見過ごせと…?」
「間違っている!!!」
「頭の中で想像して欲しい」
「自分の大切な家族、恋人、仲間、友人、知人」
「そのみんなが殺されても、その連中を見てみぬをふりをしろと…?」
「そんなことは絶対に間違っている!!!!」
全員が固まった
自分の大切な者たちが殺されて笑って見過ごすことができるだろうか?
許すことができるだろうか?
そんな中ため息を漏らしながらカ-サが話に入り込んでくる
「はぁ……」
「まぁ待て」
「お主の気持ちは分かる」
「だが、そうこの話は簡単ではないのだ」
「さっき言ったあの村に今すぐ戻ることは不可能」
「何故ならばもう転移する手段がないからの」
カ-サは手を見せた
すると指につけている指輪がパリっと音がなると、
粉々になり消えていった
ワタルたちは理解した
その指輪の力のお陰で、自分たちがあの村から脱出できたのだと…
「それに村の者たちは多分大丈夫」
「それが、お主たちだけを連れて逃げた理由のうちの1つ」
「まぁあの限られた時間で他の者を救うことなど不可能だったがの…」
カ-サは周りを見渡す
そこには自分以外にリタ、ワタル、ツバサ、バージェット
ミネア、マ-ニャ、ライルとユキナ
それに加え、倒れているフェニックスの計10人がいた
ワタルはすぐさま聞いた
「村のみんなが大丈夫とは…」
カ-サはワタルやみんなの考えを察しすぐさま答える
「ふっ…」
「お前たちはレオンハルトがあの場に現れたときの言葉」
「それとあの村を襲ったあのリ-ダ-であるランバットや、
キレンが五黄聖であるレオンハルトとの会話をした時のことを覚えていないかの?」
みんなはあの時のことを浮かべる
「そういえば…」
ツバサは何か思い当たる節があるようだった
その後全員が何かに気づく
ミネアが口を開いた
「何か驚いた酷く様子だったわね」
「レオンハルトがこの場に現れることを全く想定していなかったような…」
あの当時の映像が頭の中に浮かんでくる
ランバットはレオンハルトを見て驚愕の声をあげた
「あなた様は!!??」
キレンもまた驚愕の声をあげる
「なぜこのような場所に!!??」
全員がカ-サが何を云わんとしているかに気づく
「そう…」
「これはレオンハルトがこの件に関して全く関与していないであろうという話じゃ」
「でも村のみんなが大丈夫とは…」
するとカ-サは答えた
「その件についても多分大丈夫のはず」
「レオンハルトは珍しく義に重んじた人物と聞く」
「レオンハルトがあの村のでの暴挙を、これ以上見過ごすとは考えにくい」
みんなは納得する
一瞬しかレオンハルトを見ていなかったが、
彼からはランバットたちと違って、
悪の匂いが全く感じ取れなかったからだ
「まぁ」
「少しは見過ごしてくれた感はあるがの…」
「あやつが本気を出していれば、あの一瞬の逃げる時間だったとはいえ、何かアクションを起こしているはず…」
「まぁ、まさか転移して逃げられるとは思うてないはずだから、」
「絶対に逃がさないという油断があったのかもしれないが…」
「じいさん」
「あんた一体…」
バージェットはこのカ-サが何かただ者ではないような事に気づく
カ-サはバージェットの向ける視線に何か気づいたようだった
「わしはただのリタ様をお守りする老騎士じゃよ…」
「レオンハルトに気づけたのも、昔に一度だけ、街で遠目からじゃが、
彼に一度だけ群衆の間にに挟まれながらも、拝謁することができたから気づけただけ…」
「それだけじゃ」
「おっと、そういえば…」
カ-サ何か気づいたようには周りを見渡すとある一点を見つめる
そして言った
「確かこの先に空き小屋があるはずじゃ…」
「そこで一夜を明かそう」
「疲れておるだろう」
「特にフェニックスというその少年は…」
カ-サはぐったりと気を失っているフェニックスを見つめた
ワタルたち一行はその小屋へ向かって歩き出す
村のみんなが無事と確認できた今…
全員が休みたい気持ちがあった
もう疲れ果てていたからだ
そんな中、ライルとユキナはリタに近づいた
「星詠みのリタ…さんですよね?」
「はい」
リタは答えた
ライルとユキナは嬉しそうに顔を見つめ合わせる
そう…
ライルとユキナはこのリタに出会うために、
暗殺者たちや兵たちに追われながらも長く厳しい逃避行を続けてきた
すべてはこのフェニックスを守るために…
ライルとユキナは交互にとある言葉を口にする
「いざないは災い」
「紫闇の…」
その言葉を聞いた瞬間はリタは一瞬固まった
そしてライルとユキナが何者であるかに気づいたようだった
その目的も…
ライルとユキナは続きの言葉を話す
「災いは眠り子なり」
「その眠り子は…」
「故郷へと帰る」
※この言葉の意味が知りたい方はバロン国編3参照
リタはライルとユキナに語りかける
「あなた方が…」
ライルとユキナはすぐさま言葉を返した
「はい!」
「そうなんです!」
「俺たちは…」
「私たちは…」
「あなたの予言の言葉に従い、ここへとたどり着きました!!!」
リタは言った
「私の予言の真意が知りたい…」
「そしてこの子が大丈夫なのか知りたいと…」
ぐったりとするフェニックスをリタは見つめる
ライルとユキナの意図ははまさにその通りで、
早く答えが知りたいとコクコク頷いていた
しかし、リタの口から意外な返答が返ってくる
リタは下をうつむきながら答えた
「ごめんなさい…」
「私にも分からないんです」
「えっ?」
ライルとユキナは呆気にとられている
「予言のお告げはあります…」
「ですが私はその言葉を告げているだけ」
「その先や真意のことは全く分からないんです」
「ごめんない…」
リタは心底辛そうに頭を下げる
ライルとユキナもまた落ち込んだように下を向いた
「でも…」
「この子は多分大丈夫です」
リタは優しい瞳でフェニックスを見つめた
「それってどういう…」
ライルはリタが言っている意味が分からず質問する
「はい」
「つい先日ですが突然お告げがありました…」
「そのお告げとは」
「災いの子は羽ばたきて」
「あまたの羽と共に駆けるだろう」
「と…!」
ライルとユキナは再び目を合わせる
もしやという期待が二人の気持ちを高ぶらせる
「それって…」
リタは二人に向かってニッコリと微笑んだ
あの時は、このお告げの意味がさっぱり分かりませんでしたが、今では流石の私でも分かります
「ふふ…」
「あまたの羽とはきっとここにいる皆さんのこと」
「共に駆けるだろうとは冒険の旅へと出発するという意味のはずです」
「空を羽ばたくように、自由に強く…」
「つまり」
「フェニックスというこの少年は大丈夫なはずですよ^^」
「絶対に」
しばしの沈黙のあとライルとユキナは絶叫する!!!
ライルは空に手を広げて喜んだ!
「よっしゃああ-----!!!!」
ユキナもまた喜ぶ!
「よかった゛!」
「本当に…」
「よかった゛…!!」
涙を浮かべて喜んていた
その後ワタルたちはカーサが言っていた小屋へとたどり着く
ミネア、マーニャ、リタの女性陣がまず小屋の中へと入っていく
しかしミネアが扉の前で立ち止まり、振り返ると男性陣に冷たく殺意の声で言った
「覗いたらぶっ殺すわよ?」
その殺意の目線は、さきほどの死闘より黄色家より、
なにより男性陣を震えあがらせた
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
: (((;"°;ω°;)):ガクガクガクガクガクガクガクガク
そして、女性陣が中に入るの見届けるとワタルはカ-サに問いかけた
たぶんリタのことを思ってだろう
その言葉は一瞬でこの和んだ空気を重い空気へと一変させる
「なあ…」
「疑問に思ってたんだ」
「あの時」
「リタは俺のこと知っているようだった」
「カーサは驚くそぶりも見せなかった」
「リタだけじゃない」
「本当はカ-サお前も…」
「俺たちのことを知っているんじゃないのか?」
カ-サは一瞬どきりとしたように目を広げた
何か動揺しているのは明らかだった
「あの時のリタの俺に対する涙は何なんだったんだ?」
あの時の光景が頭に浮かんでくる
リタはワタルの顔を優しくそっと掴み涙を浮かべている
「あなたがワタルなのですね゛?」
「ずっと…」
「ずっと……」
「あ゛なた゛をお待ちしていました゛」
※詳しくは前話参照
ワタルは再びカ-サに問いかける
「俺はリタとはあの時に初めて出会った」
「住んでいる場所が全く違うし、リタが俺のことを知っているのは絶対にありえない」
「それに俺がここへ来たのも偶然が偶然を重なってだ」
※魔界から人界へと流れ着いたことも含める
「あの言葉の意味は一体なんなんだったんだ?」
「何か俺たちのことについて知っているのか?」
カ-サの口から思いもよらぬ衝撃の言葉が返ってくる
「ああ知っている…」
カ-サはワタルたちを見つめた
「お前たちのことを…」
!!!???
意味が分からない
全員に衝撃が走った
ワタルだけではない
それにたちとはなんだ?
バージェットやツバサのこともか?
まさかミネアやマーニャのことも?
「なあ答えてくれ!」
「俺たちの何を知っているの!?」
「予言か!?」
「リタの予言で俺たちのことを知っているのか!!??」
「それなら何故言おうとしなかった!!??」
次から次へと溢れてくる当然の疑問をカ-サへとぶつけた
カ-サは答えた
「予言ではない…」
「これは絶対に嘘ではない」
「断言しておく」
「なぁそれならば何故俺たちのことを知っている!」
「答えてくれ!!!」
「それは…」
カ-サの言葉にみんなが息を飲んだ
「言うことはできない」
「何故だ!?」
ワタルは再び激しく問いかける
「すまん…」
カ-サは今までにないくらいに、
下を俯くと本当に申し訳なさそうに謝った
だが覚悟を決めたようにとある言葉をワタルたちに語りかける
「しかし、いずれお前たちが旅をし、進み続けるならば」
「とある真実にたどり着くことができるだろう…」
「その真実にたどり着いた時…」
「本当の意味を知ることとなる」
「あのリタの涙の意味と私が何も話さなかった理由も…」
「本当の意味を知ったとき絶望してしまうかもしれない」
突如としてカ-サはまっすぐに目を見つめ、
ワタルの肩を両手で掴んで叫んだ!
「だが信じて欲しい!」
「お前たちが歩んできた道のりは決して間違いではなかっずた゛!」
気づけば何やら涙を浮かべている
嘘偽りのない心からの本心でそう言っているように感じとれた
だがワタルたちはカーサが何をいわんとしているのか全く理解できなかった
「それで救えた者たちもいたはずだ!!」
「それが…」
「それが…!!!」
そんな時バタン…!と小屋の扉が開かれ、
物凄い殺気を感じた
「うるさいわね!」
「何か覗く計画でも練っているのかしら…」
ゴゴゴ…
そして再びバタン…!と扉を閉めて帰っていった
あまりの予想外すぎる展開に、思考が追い付かずに全員が固まってしまう
その後重い沈黙が続き、誰も何も話さず時間だけが過ぎていった
夜が明け…
辺りは少しだけ雪が降っている
幻想的で綺麗な雪だ
しかし幻想的な雪とはうらはらにまたとある出来事が起きていた
「本当に別れるのか…?」
ワタルは聞いた
その言葉はライルとユキナに向けた言葉だった
「ああ…」
「二人でも話し合ったんだ」
「俺たち二人はこれより別行動をさせてもらう」
また衝撃の言葉が放たれる
「フェニックスをお前たちに任せて…」
!?
あれほどまでに命をかけてまで、
フェニックスを守り抜こうとした二人とは思えない言葉だった
「フェニックスのことは、しばらくお前たちに任せる」
「何か押しつけてしまっているみたいで、すまないな」
「いやいいよ」
ワタルは答えた
「だが先ほども言った通りにとある用事が終われれば必ず帰ってくる」
「行こうか…」
「うん…」
ライルにそう問いかけるとユキナは下を俯きながら元気なく答えた
別れが辛いのがひしひしと伝わってくる
本当は絶対に別れたくないはずだ
ライルは別れの言葉を告げる
「それじゃあな」
ユキナは押し黙ったままだった
ワタルは二人に言った
「絶対にまた会おう」
ライルは返事をする
「ああ、絶対に会おう」
「約束だ」
そしてワタルたちとは背を向け前へと歩み出た
そんな折り…
何やら声が聞こえてくる
「あり…が…と…う」
その声は何とフェニックスだった
必死に声を振り絞っているようだった
ライルとユキナの二人は立ち止まり目が点になる
フェニックスの言葉だと二人は理解していた
必死に振り向きたい感情を抑えフェニックスの言葉を待った
「守…っ…て…く…れ……て」
フェニックスの言葉が二人の心を激しく突き動かす
「思っ…て…く…れ…て」
その温かい言葉がここにいる全員の心にささった
別れの最後のフェニックスは口にする
「あり…が…とう…」
またフェニックスは気を失った
ライルとユキナは固まる
まさか気づいているとは思わなかったからだ
ユキナは我慢していた感情が爆発する!
「も゛うっ…!」
「別れ゛がつらくなるか゛ら、絶対に泣かないって決めてたのに゛……!」
「何も言わないって決めてたのに゛……!!!」
ライル黙ってユキナの頭に手をやり支えている
「うぇ゛…」
「ひっく゛っ…!」
「ひ゛っく゛っ……」
ユキナはワタルたちに背を向けながら大粒の涙を流しながら泣いていた
ライルはユキナに語りかける
「もう…」
「なに゛泣いてるんだよ」
ユキナはライルを見上げ言った
「あなただって泣いてるじゃない…」
ライルもまた空を見上げ涙を流していた
幻想的な雪がさらに気持ちを高ぶらせている
しかし、ライルとユキナは気持ちを切り替え前へと歩みでる
そしてライルは決意をした表情で小さな声でユキナへと語りかけた
「俺たちは…」
「弱い」
「最低でもフェニックスを守るくらいの力をつけなくちゃいけない」
「このままじゃ足手まといになるだけだ」
「さあ帰ろうか…」
「FDW(自由なる意志)」
※FREEDAM WILL
「俺たちの傭兵団へと…」
「必ずやこの受けた恩義はかえす」
「ええ…」
ライルとユキナの二人の目はまっすぐに前を向き進んだ
また話は進みライルとユキナが少し進んだ先にとある人物が現れた
「へ---い!」
「だんごサンタクロースおじさんだよ♪」
「クリスマプレゼントはいるかな?」
何やら怪しげな人物が目の前にいた
一瞬固まるも真顔になる
「あっ間に合ってるので結構です」
スタスタスタ…
二人はだんごサンタクロースおじさんを無視し、目的地目指して早足でかけていく
だんごサンタクロースおじさんは過ぎ去る二人を見つめいる
二人から声が聞こえてくる
「ちょっと何危ない人!」
「知らねえよ…!」
「でもプレゼントちょっと欲しかったような…」
「もう馬鹿…!」
「変なもの入ってたらどうするのよ!」
「私たちは先を急がないといけないの!」
「分かってる!?」
「へ-い」
あんな別れがあったとはいえ、
いつもの二人の姿がそこにはあった
だんごサンタクロースおじさんは二人の背中を見つめる
そして言った
「い-や必ずこのクリスマスプレゼントは受け取ってもらいますよ」
「君たち二人が…」
「必ずやフェニックスやワタルたちと、
再開するであろうということを約束するクリスマスプレゼントをね…」
「喜んでもらえると嬉しいな」
「さあて帰るとするか」
だんごサンタクロースおじさんは、
ライルとユキナ
そして画面越しに読んでいるみんなへと語りかける
そうあなた方のことです
「メリ-クリスマス」
「大分遅れてしまいましたが、
このバロン国編18というクリスマスプレゼントは喜んでもらえましたでしょうか…」
「素敵なクリスマスを…☆」
「メリ-……」
「クリスマス」