お二人の引退発表をハワイアンズの公式ブログで知りました。2日に公表ですから、

本日7日まで一週間近く気が付きませんでした。相変わらず間抜けなことです。そし

て、お二人の引退については少々愕然たる思いがしました。というのも、これから新

しい展開が有るように思っていたからです。

 

緑川さんには気の良い姉御(あねご)的な印象を持っていました。しかし、それ以前

にYouTube 上で拝見していた頃、つまりサンライト カーニバル の旧シリーズ「Pili Ka

Lani」の頃は、このブログで書きました様に、あまり良い印象を持てませんでした。

なぜって、 ウアケアさんが心を尽くして丁寧に踊っていらした 「Mai Te Tiare」 を、

随分と ストレート に踊ってらしたからです。それが、ハワイアンズを訪問して、実際

に舞台の上で繰り広げられる演舞を拝見するようになってから、緑川さんのお持ちの

 キャラクタ の良さというのも理解できるようになりました。なぜなら、舞台上の演舞

はそれを観覧する観衆を楽しませなければならず、舞花さんたちにはそのための強い

 モチベーション が必要とされます。そんな舞花さん達を リード して行くには、それ

なりに強く明るい キャラクタ が必要とされるように思えたからです。緑川さんはぴっ

たりです。そして、その強い キャラクタ は オリタヒチ で本領を発揮すると考えてい

ました。(3/8 正確には Mai Te Tiare もオリタヒチ ですが、言いたいことは分かって

いただけると思います。)

 

ところが、 1月 23日の ビヨンザリーフ の出だしを拝見してびっくりしてしまったので

す。何と優しく平穏な踊りでしょうか。そうしたら、魔法のように、演目そのものが

 

ビヨンザリーフ( Beyond the Reef )、サンライトカーニバル, 2024.1.23 より」より

 

優しく平穏になっていたのです。もちろん、ウアケアさんの キャラクタ も反映されて

いるのでしょうが、その時は緑川さんが変わったのだと直感しました。それで、緑川

さんに期待し始めたのです。しかし、今思えば、引退に関して納得したことが踊りに

出たのかもしれませんね。

 

本来の緑川さんは、2月 13日の トワイライト パーティ のご様子から考えて、強く明る

い方だと思います。同時に、優しく安らかにも踊れることを示されたのは、ハワイア

ンズ を引退されても、充実した踊りの人生をお続けになられることを予感させます。

 

そういえば、その トワイライト パーティー でのお話の仕方に何となく覚えが有る気が

しました。思い出したのは、2023年 2月 27日の トワイライトパーティー で仙道さん

がMCをつとめ、ピックアップ フラガール が佐藤さんだった時の回です。そこで仙道

さんは変わった話し方をされると思ったのですが、13日の トワイライト パーティー 

で緑川さんが同じ様な話し方をされたのです。同期ですので、随分と沢山お二人で話

をしてこられたのでしょうね。仙道さんの場合も、初めは良い印象が無かったのに、

少しずつ印象が変わり、随分とにこやかになられたと思ったら引退でした。

 

(3/9 「世界はあなたに笑いかけている」を含むトワイライト パーティー は、現在、

著作権申立によりブロックされています。今後、この部分の音声を消去し、代わりに

日本語字幕をつけて公開していこうと考えています。よく知った方なら、字幕でおお

よそのタイミングがわかれば、それなりに楽しめるのではないかと思います。トワイ

ライト パーティー は、踊りもそうですが、インタビューの部分が貴重だと思います。

その意味では、今年の 2月 27日にキャンセルしてしまったのは良くなかったです。)

(3/10 作業完了しました。)

(3/11 字幕をつけた後で YouTube のミュート操作を行ったら字幕も消えてしまった

ので付け直しました。)

 

笛木さんの印象も、初めは、私の中ではウアケアさんを中心に作られたものです。

2022年に東京サマーランド との コラボ企画が有った時、ウアケアさんを ソリスト と

して、笛木さん、ソリストになる前のワイナニさん、猪塚さん、そしてもうおひと方

を失念してしまったのですが、5名の舞花さんと ドラム の田仲さんとで八王子の東京

サマーランド に出張されました。そこで ウアケアさんは クウ レオ アロハ を踊られた

上に、タネ イ ムア の完全版を田仲さんお一人の タヒチ ドラム で踊られました。今か

ら見ても、2つの ソロ を踊るというのは大変なことです。さすがは ウアケアさんで

す。この時の演技の動画を私は YouTube で拝見しました。今でも有ると思います。

同じプログラムを第一部第二部の二回おこなっています。私は第一部でトラブルが 

有ったと思っています。

 

(3/7 もうおひと方は 53期の水上桃子さんでした。2022年の初めてハワイアンズを

 

 

訪問して以来、ウアケアさんをカメラで追うと何時も近くで、頑張りなさい、という

感じで笑って居られたのが記憶にあります。この 12月 13日のグランド ステージ が私

が水上さんをステージで拝見した最後になります。それで、そんな シーン を動画の 

サムネイルにしています。プア カーネーション の終わり頃の 1 シーンで、いつか二人

で暮らしましょう、というしっとりした所ですが、水上さんは ハンドモーションを

 カメラに向かって  V サインにしていますね。演目のこの付近ではいつもこんな感じで

笑って居られました。勿論、普段はたおやかに踊られた方です。)

 

(3/7 第一部の サムネイル に クウ レオ アロハ での ウアケアさんが居られます。今

拝見すると、近寄りがたい美しさという風です。或いは緊張されていたのかもしれま

せん。)

 

以下は私の全くの主観が作り出した物語だと思ってお読み下さい。

 

第一部、ウアケアさんは長髪を上品なお嬢様カールのおさげにして、大変に魅力的な

装いで クウ レオ アロハ を始められました。本当に、海の波がゆたう様に、本当に気

持ちよく踊られていたのですが、半ばでクルリと回る所で、大きなバンという音が、

どこからか、やってきました。そしたら、それからは踊りが上滑りするように見えた

のです。ウアケアさんの気が乱されたように思えました。これは私にそう見えたと言

うことです。あるいは、「私の気」が乱されてそう見えたのかもやしれません。実の

ところは分かりませんが、第二部ではお嬢様カールはきっちりとしたアップに変えら

れていましたから、何かしら気分を変えたいことが有ったのだと思います。そうとも

考えなければ、あんなに魅力的なお下げを止めてしまうのは理解できません。第二部

では、ともかく、ウアケアさんは見事に クウ レオ アロハ を踊りきりました。ただ、

第一部での前半のような気持ちよくゆたう踊りは再現されなかったのですが。それで

も、ウアケアさんは随分と明るいご様子で コラボ企画のシメのインタビューに応じて

居られました。

 

随分と長い物語をしました。笛木さんにどんな関係がといえば、第一部の気詰まりを

正して、ウアケアさんの気持ちを第二部に向かわせたのが笛木さんだと思うのです。

普通なら、東京方面の出張であれば、その方面の出身者が参加するのだと思うのです

が、群馬出身の サブキャプテン たる笛木さんはその時の野心的なプログラムをきちん

とサポートするために随行したのでしょう。その後、気をつけて グランド ステージ の

動画を拝見すると、笛木さんは ウアケアさんが見事に タネ イ ムア を踊りきる度に我

が事のように喜んでいるように見えます。或いは、全くの私の思い違いかもしれませ

ん。どちらであっても、このようなことから、ハワイアンズを訪問する様になったと

きには既に笛木さんに良い印象を持っていたのです。

 

(3/7 思い出しました。確か、東京サマーランド と ハワイアンズ の間での何らかの

取り決めを交わしたのがこの時で、シバオラ の ジンLEON さんが一行の代表的な

立場で行かれたのだと思います。シバオラのもうお一人は アフィーさんです。

それで、フラガール 側では サブキャプテン が随行されたのかもしれません。)

 

その年、 2022年の 11月 30日に ウアケアさんが喜び勇んで タネ イ ムア を踊って居ら

れたのを一番喜んだのが笛木さんであったことはその時の ソロ動画で確かめることが

できます。オテア において、画面の右端で顔中を喜びでいっぱいにして踊って居られ

ます。(3/10  3分 13秒あたりからご覧下さい。)

 

笛木さんと言えば、にこやかな笑顔です。笑顔は良いものです。しかし、笛木さんは

笑顔が笑い顔になることがよくあります。有る動画でそのことに関して コメント した

ところ、随分と気分を害されたようで、暫くやりづらかったのを覚えています。でも

サンライト カーニバル の マハナ II の モーニング デュー では静かで良い表情をされる

様になったので期待していたのです。

 

サンライトカーニバル, 2024.2.27, ワイナニ美穂 ソロ」より

 

笛木さんは足腰が強そうに見えます。フラを踊る場合には、これは重要な要素だと思

います。と言いますのも、フラ とは本来が ハワイ住民が踊るものです。昔からの ハワ

イの人達は強い足腰と腕を持ちます。ですから、フラとは強い足腰と腕を持つことを

前提に発展してきた踊りといえます。例えば、グランド ステージ 旧シリーズ「未来〜

ハウオリ」の初めの方に有る「プア キエレ」は ハワイアンズ での踊り方と作曲した


 

Tatofi の公式ビデオでの踊り方とでは印象がかなり違います。それは見ればすぐわか

ります。重心の高さが違います。それは前提としている足腰の強さが違うからだと思

います。ですから、笛木さんはこの様な スロー な フラ を美しく踊れるのではないか

と思って期待させていただいてきました。(3/10  上にあげた 2022.12.13 の動画で 3

分頃からが プア キエレ です。)

 

緑川さんにしても笛木さんにしても、私の中では、これからと言う時に引退という事

なので、大変に残念です。何事もそういうことなのかもしれません。しかし、これは

「ハワイアンズからの引退」ということに過ぎません。お二方のこれからは長く続き

ます。私などから見れば、それは大変に素晴らしいことです。