医食同源と旬の食べ物(國岡徹) | ダンスと音楽が人生の8割~國岡徹

ダンスと音楽が人生の8割~國岡徹

海外のダンス大会優勝を目指す~國岡徹(ダンスインストラクター)

ダンスインストラクターの國岡徹です。

漢方が教える医食同源の考え方に、旬の物を食べなさいとある。植物でいうとそれはエネルギーが集まったところである。

「春は芽に集まる」。なるほど木の芽(サンショの芽)、アブラナ、フキノトウ、タラの芽、こごみ、ワラビ…山菜も含めすべてうまいし滋養がある。「夏は葉に集まる」。野菜のおいしい季節なのだ。当然ながら「秋は実に集まる」。そして「冬は根に集まる」のだ。根菜も含め、この時期は根っこがおいしい。

食べられる植物の方も相手の言いなりではない。したたかに生き残る戦略を駆使しているのが面白い。春の花は美しいし良い香りを放つ。虫や鳥を呼び寄せて花粉を運ばせるためである。自分から動けないから、植物はその種ごとに必死で知恵を絞っているようだ。

オーストラリアの乾燥地帯に多数生息するランの花たちは、自分の花びらやめしべをまるでからくり仕掛けのように発達させて、例えば蜂をにおいで呼び寄せ、その大きなめしべを雌と思わせ、交尾しようとした雄はめしべとともに畳まれて花の奥に入る。その瞬間蜂の背中に花粉がたっぷり着くという仕組みである。動物の知恵以上ではないかと驚かされる。

 

 

ランの花


秋の実がおいしいのは、自分の種を運んでもらうためである。鳥も運ぶし、リスたちも運んで丁寧に土に埋めてくれたりもする。実際わが家の小さな庭にも小鳥が落としていった南天の種が芽をだし、もうかなりの大きさに育っている。

では冬の前に山を粧わせる紅葉、黄葉が美しいのはなぜだろう。毎年考えてみるが結論が出ない。葉を落とし冬に備えるためなら、何もあんなに美しく装う必要もない。ただ枯れて落ちればいいではないか。どなたか教えていただきたい。

もしかしたら虫や鳥、リスたちに、「来年甘いミツを出して、おいしい実をつけるのはこの木だよ!」と、アピールしているのかもしれない。だとしたら、紅葉がきれいなほど来年の花や実は充実していることになる。そうとはかぎらないから難しい。

 

 

医食同源の食物

 

國岡徹