GP通算3勝の二輪レーサー、阿部典史さんが交通事故死
7日午後6時20分ごろ、川崎市川崎区大島の市道で、同市幸区戸手、オートバイレーサー阿部典史さん(32)のオートバイ(500cc)と、横浜市鶴見区東寺尾、会社員千野智彦さん(51)の2トントラックが衝突。
オートバイは転倒し、阿部さんは病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
川崎署によると、阿部さんの前を走っていたトラックがUターンした際、トラックの右側面と阿部さんのバイクが衝突したという。現場は片側2車線の直線道路で、Uターンの禁止区域。同署で死因や原因を調べている。
阿部さんは18歳だった1993年に、全日本ロードレース選手権500ccクラスで史上最年少王者となった。94年にオートバイレースの最高峰とされる世界ロードレース選手権グランプリ(GP)500ccに初参戦。96年には日本GPで初優勝を飾るなどGPで通算3勝を挙げた。欧州でも高く評価された天才肌のライダーで「ノリック」の愛称で知られていた。
(2007年10月8日1時0分 読売新聞)
1993年全日本デビューイヤーでいきなりGP500チャンピオンとなった彼は、その後4ストになじまなかったり、YAMAHAに移籍してWGP転戦で苦労をしたが、間違いなく天才であったと思う。
ただその輝きが速過ぎたのかもしれないと思うが・・・
ルール違反のトラックにぶつかるとは、残念でしかたがない。
ご冥福をお祈りいたします。