めちゃめちゃ久しぶりの更新となってました💦
昨日は松山にしては珍しく本格的な台風💨でしたが
朝から南海放送ラジオ【ウリープカ・クラシック】のコーナーに出演したり(昨日のテーマは【グリーグ】でした!)バッハ合唱団聴きに行ったり、夜はシュガービレッジで絶叫modern×ソルフェージュさんのライブをたのしんだりと、お天気に負けずなかなか文化的な日曜日でした。
◇◇◇
先日デュオで共演したヴァイオリニストの壮くんに誘われて行ったバッハ合唱団のコンサート。
台風にも負けず、会場は満員!
合唱団はもちろん、地元や県外からバッハのエキスパートたちを集めたオーケストラと、豪華なソリストたちによるカンタータが4曲も立て続けに楽しむことができ、また教会という⛪️ロケーションもあいまってまるでバッハの生きていた時代に来たみたいで、最高でした。
特に、配布されたプログラムの解説が素晴らしく今までの何倍もバッハの音楽を楽しめました!
プログラムノートでこんなに楽しめるものなのか!と正直とても驚きました。
バッハの宗教音楽を聴くとき、理解を深めてくれるのはやはり当時の宗教観、とか、ルターの宗教改革なんですが、それってなかなか、自分で調べようと思ってもふわっとしていて何から手を付けて良いやらわかりませんよね。
そもそも、ルターって何した人なのか、宗教改革ってなんなのか、なんであの時代にルターが現れたのか、バッハとルターの関係とか、両親がクリスチャンな私でもまだまだ知らないことだらけ。
でも、プログラムノートによると、ルター自身も賛美歌を作ったり、音楽に造詣の深い人だったようで、バッハもその音楽を尊敬して、音楽でこのルターの考えというか、プロテスタントの精神を多くの人に伝えるため、たくさんのカンタータなどを作曲してるんですよね。
そのカンタータの解説の中で細かく、このオーケストラの音形は悪魔的な蛇を表しているとか、銀を打ち固めるモチーフとか、ざわめきの音形とか、穢れを落としている音形とか(笑)
また、装飾音の長さや入れ方で、その歌詞の思い入れの強さを表しているとか、なるほどなぁ〜って。。そう思って聴くととても音楽が表情豊かになってワクワクしていました。
一つ一つの音のつながりが、鮮明に意味を持ったものとして、それがいろんなパートがどんどん繰り返したり発展させてせまってくる。
まさに音楽でバッハをこの空間に生き返らせてくれたというか、音楽の魅力の原点を再確認したような大変意味のあるコンサートでした。
そう、やっぱりこれが、CDではできない体験なんやな〜と改めて。
やっぱり生演奏には敵いません。
普段インベンションやシンフォニアなどの教材をレッスンしている中で、勝手なイメージで『三位一体でいうとかこのテーマは神っぽい』とか、『ここはさまよえる子羊みたいな旋律だから、子、つまりキリストかな』とか『ふわふわしてるから精霊っぽい』とか生徒さんと話していましたが、これは近々、もっと研究して深く知りたいと思いました。
楽譜を見ながら聴くと、また新たな発見がいっぱいあるんだろうな。
それにしてもバッハは、改めて。。本当に1人の人間だったんだろうか。。???
途方もなくて不思議な気持ちになります。