「落下の解剖学」

まずタイトルが美しい。

アカデミー賞前ということもあってかお客の入りはまあまあ多い。

ちょうど隣の席ひとつ開けて埋まっている感じ。

冒頭の音楽はBGMなのか、このシーンの中で流れている音楽なのか、どちらかわからなくて奇妙な錯覚をおこす。

全編通して、この音は鳴ってるのか?が気になった。

なんか印象的だった。

さて、ストーリーは自宅窓から落下して死んだ夫は事故か事件か、という裁判にそって真相があばかれていく。

夫、妻、子供、の三人家族だけれども、表向きには仲良し家族であっても、やはり子供には見えていなかった夫婦の確執や妻に対する夫の葛藤など、さまざまな裏側の気持ちが現れていき、中々重くて、しかしじっくり観た~っていう達成感のようなものを感じた。

面白かった。

映画館でじっくり観るのにふさわしい作品。

弁護士役の男性が大変素敵だった。

もっと作品のことを知りたいと思ったが、またしてもパンフレット完売でしょんぼり。

wowowでアカデミー賞見るのが楽しみだ。