季語の森の植林 駄句駄歌庵 -4ページ目

旧暦七夕2

短冊に ぼくの名字と 君の名を 続けて書いて 笹に結わえる

駄句駄歌

七夕(たなばた)

8月11日。旧暦七月、文月七日。


今日、旧暦の、七夕。


316年前のこの日、芭蕉翁


荒海や 佐渡によこたふ 天河

芭蕉DB  (←すごい)

今日を七夕にしている地方は、もうだいぶ、少なくなってしまっている

みたいですね。

たしか、受験参考書に、間違いやすい季語として、「七夕」が出ていました。

「七夕は 夏ではなくて 秋の季語」


七夕や ふるき暦は 忘れられ


駄句駄歌

残暑

8月10日、陰暦七月、文月六日。


街中が 無料サウナの 残暑かな


まだ、実感としては、「残」暑ではなく、本番の暑さが続いているように

感じますが。


決まり事で、暦の上の立秋(今年だと8月7日)の後の暑さを「残暑」と

言うことになっているのは、考えようによっては、

「まだ暑いことは暑いけど、早く夏を楽しまないと、すぐに秋になっちゃうよ」

との警告?の意味にとるのが、面白いかも知れませんね。


駄句駄歌

桔梗

8月9日、陰暦七月、文月五日。


桔梗咲く 清き紫 目を洗う


桔梗

季節の花 300


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残り蝉

8月8日。旧暦七月、文月四日。


季語としては、「蝉」が夏、「残り蝉」は秋になるそうです。


木洩れ日や 声はりあげる 残り蝉


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秋立ちぬ

今日、立秋。

8月7日、旧暦七月、文月三日。


髪の汗 風が冷やして 秋立ちぬ


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秋近し

8月6日、旧暦七月、文月二日。


うだりそう されど暦じゃ 秋近し


あるいは


うだりそう されど暦じゃ あした秋

(「あした秋」は、季語として歳時記に載ってはいないようですが。)


駄句駄歌

通勤電車で

見るからに ケバい娘が ばあちゃんに 席譲ってて ちょっと感動

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夜の秋

8月5日、旧暦で七月、文月一日。


昨日の夏越を過ぎて、七月、文月になりましたが、立秋は明後日だから、

今日はまだ「夏」。

「夜の秋」は、歳時記によると、晩夏の季語。

日中は夏でも、夜になると秋めく、ということで。


家々が 放熱しゆく 夜の秋


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夏越(なごし)

今日は8月4日、陰暦六月、水無月三十日、晦日。


今日の季語「夏越」

「夏越の祓(はらえ)」の略で、陰暦六月晦日に

(一年の半分が過ぎたことになるので)各神社で

行われる、けがれを清める行事のことだそうです。


風がまだ ねばるここちの 夏越の夜


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