結局、好きには敵わない。 | DAIZOオフィシャルブログ「日だまりの小部屋」Powered by Ameba

結局、好きには敵わない。

そういえば2020年の1/1〜1/5は家から一歩も出ずに過ごした事を急に思い出した、引き篭もりが全然苦にならない男。

 

どうも。森大造です。

 

さて、今月はブログを頑張ってみようと思い立ち

とりあえず三日坊主は脱却出来た!といった本日は「報われない努力」について想いを馳せたいと思います。

 

 

以前、先輩ミュージシャンの植田健一さんから

「それだけギターが弾けるのは、大造は努力のできる人だ!」と褒めて頂いた事があったんですが

ことギターに関してだけ言えば、僕は努力の自覚が無いんです。

 

所謂、僕の場合

「モテたいからギターを始めた」ってのとはまた違って

「身の危険を感じたから始めた」というのが理由だったりしますw

 

これは何度か話した内容ですが、中学2年のある日のことです。

 

 

クラスのボス的存在が僕の元へやってきて突然

 

「森、お前んちはピアノの先生だから、お前ギター弾けるはずやろ?」

 

と、俺のものは俺のもの。お前のものも俺のものよろしく、ジャイアニズム全開で話しかけて来たんですw

 

当時は「ゆず」が大流行してまして、ストリートライブをすることが一種のトレンドになっていたのでやりたかったんでしょうね。

それならば彼がギターを練習すればいいだけの話なんですが、そこは成績も上位クラスのクレバーなジャイアン。

 

手っ取り早くギターを弾ける人物を取り込んで、道で歌うという作戦の元の行動だと思います。

 

 

ここで問題なのが、その取り込もうとした人物が全くギターを弾けないという点。

そりゃそうですよ。半ば家庭環境に反発するかのように当時の僕は

ギターではなく、144分の1ガンプラと遊戯王のカードを握ってた訳ですからww

 

 

しかし今回の場合、依頼主はクラスのボス的存在。

 

もしも無下に断る様な事になれば、明日からクラスのヒエラルキーの最下層のその下まで叩き落される事になりかねないなぁと

 

「ひっ・・弾けんけど練習するぅっ!」

 

と、何とかその場は取り繕った訳ですね。

 

 

幸い実家のピアノ部屋を漁ってみた所、父親が若い頃に弾いていたアコギが転がっていたので、その日の内に猛練習を始めたんです。

 

案の定、翌日からクラスで顔を合わす度に

 

「おぅ。練習しとるか?」

 

とクレバージャイアンは声をかけて来るので、一日たりとも気が抜けません。

 

 

これが例えば会社で、上司と部下の関係だったら完全にパワハラで一発アウトな状況なんですがw

段々と音を出せるようになってきた辺りから、早く家に帰ってギターを弾きたいと思うようになったんですね。

 

そうなってくると上達なんて早いもんで、あっという間にストリートデビューをし

近所で評判のギター少年が出来上がった訳です(飽きたんでしょう。中3の頃にはジャイアンはフェードアウトしてましたw)

 

 

腕前の上達に伴って、その後好きになるアーティストも変化していくわけですが

コピー・モノマネをやりまくる毎日が、単純に楽しく、

有り難い事に、地元で天才少年なんて呼ばれたりするまで上達していきました。

 

だから僕はギターに関して努力の自覚が無いんです。

 

 

逆にそれ以外の事は、報われない努力の山積みです。

 

正直な所、ここ数年はその報われなさっぷりに少々意気消沈していたんですが

最近、少しずつ物事の見方が変わってきた気がするんです。

 

もし僕がギターを少しも楽しいと感じなかったり、好きだと思えないまま中2のあの日々を過ごしていたとするならば

努力を強いられるだけの辛い毎日だったと思うんです。

 

ただ思い返せば、今までそれ以外で、夢中になるほど取り組んだ事って他に有っただろうか?と

 

何事も、好きじゃなきゃ出来ないし、続かない。

 

好きになるには「知らなきゃ」いけない。

 

だから僕は今、ただガムシャラに努力をするのではなくて、努力の方向性を勉強しています。

 

 

結局、好きには敵わないなぁと

 

本日はそんなお話。