支え合い。 | 大禅師文子Official Blog Turn Me On~私を熱くさせて~ Powered by Ameba

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先日、JR中央線に乗ったときのこと




視覚に障害のある男性が乗車してきました。




車内は混雑していて

男性が少し不安定なようなので




つかまりますか?と言って

手すりを持つように壁際へ誘導




すると、ありがとうございますと言って

男性は手すりにつかまり、背中をそっと壁にもたれかけ




立つポジションの納まりがついたようでした。




私も自然とその男性のすぐそばで立つことになりました。




イヤホンで何を聞いているんだろう




何の音声案内?




何をナビゲートしているんだろう





聞いてみたいな、

何を聞いているのか




案外パンクとか聴いてたりして!!




違うよね。




でも、たまたま横に乗り合わせただけの女に色々聞かれるのは不快かもしれない




ならばせめて隣で観察させて頂こうと思い




自然な距離感を保ちながら、見ていることに。




あまりジィーっと見るのも失礼なので




自分のスマホを見るふりをして、チラリ




またチラリ見したりして。




そして何駅かが過ぎ、ちょっと目を離していたその時




コツン。




男性が持っていた杖が私の手首に倒れてきた!




見えない人にとって命綱である杖が




手から離れてしまっては大変っっ!




と思い男性の様子を見ると




彼は微動だにしていない。




!?




スヤスヤ




オヤオヤ




彼は立ったまま眠っていたのだ。




正しく直立したままで。




パンクを聴いてるわけじゃないみたいね。




しばらく彼を見つめる。




…微動だにしない。




お見事です。




プロです。




サングラス🕶かけてるから、




バレないように寝られる、プロです。





降りる時に杖がないと慌ててしまうだろうと思い、




彼が動いた瞬間にトントン、杖はここにありますよと言って手に渡す




ついでに、聞いてみた!




この杖は何という名前何ですか?




いや、そんなことが聞きたかったんじゃなくて!




音声のことが聞きたかったのに




咄嗟に出てきたのは杖について




彼は答えてくれた




「え、はくじょう、あ、白い杖です、、」




これは見た通り白い杖だと教えてくれた。




寝起きに不意をつかれたようで、慌ててながら。




白い杖、はくじょうかぁ




つまらない質問する女だなと思われたよね、しかも寝起きに。




チャンスがあればもう一度質問タイムが欲しい。




でも彼は、白い杖を握ると再びスヤスヤと眠りについてしまった。




今度は立派な寝息を立てて。




そんな風に寝られるのは、




すぐそばにいる私に警戒心どころか




安心しきっているのではないか?




ちょっとくらい警戒、いやドキドキしてくれてもいいのに。




ま、いっか。




暫くしてまた




コツン。





今度は何も言わず、黙って私は杖を持っている





持っている。




まだ持っている。





これだけ人が混んでいてしかも立って眠れるもんだなぁと感心。




きっと音声で、




今日は忙しいので寝るなら今のうち寝てください




と流れていたに違いない。




やがて彼が目覚め「あ、」という表情になるや否や




「はい、」




素早く白杖を差し出す私。





間一髪。

ナイスなタイミング。

あうんの呼吸。




ドヤ顔をしても、彼には見えないか。





ありがとうございますと丁寧に頭を下げ





彼は電車を降り、人混みの中ホームを歩いて行きましたとさ。





何が言いたかったかって?




人と人は支え合いなんだなぁと。




まぁ私が支えていたのは白い杖だけですが。




白状ね。








ちょっとフライングですが、





2020年の年賀状です。





子年。





カトちゃんペッ





ではなく、ネズミの前歯です🐭









2020年も支え合ってゆきましょう子(ネ)





(分かりづらいネ)





Fumiko