秘境駅を訪ねてみる 奥羽本線及位(のぞき)駅 | 元高校教員のブログ

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定年退職から5年が終わりました。この間1年10ヶ月以外は自由人として旅人生活や地方でのに二拠点生活をしています。

奥羽本線は山形新幹線が新庄まで完成して以来、新庄ー大曲間がすっかり寂れたと感じる。

かつては青森まで走った夜行列車「あけぼの」、「津軽」もここを走っていた。

知らない人も多い時代になった。

及位(のぞき)駅は山形県の最北にあたる。

国道13号が併走しているが、ここを過ぎると県境の雄勝トンネルがあり、秋田県になる。

 

この駅名の由来が気になったが、駅名の由来の説明がホームにあった。

山岳修行が盛んだった時代、より高い「位」の山伏を目指していたという。

険しい断崖の端から宙づりになり、崖の横穴をのぞき込むという「のぞき」という修行に耐えていた。

とのことだ。

 

明治37年に開業したというのだから、長い歴史がある駅だ。

  待合室

なんと複線だ。

及位・院内間は複線区間だという。

 

3月に2週間旅行に行く際、函館に夜着けばよかったので、あえて山形新幹線経由で函館に行ったことをブログに書いた。

その際、当然この駅は気になっていた。駅名標は撮影した。

今回は周辺部も見たかった。

4月も15日だというのに駅周辺に雪が残る。

駅をもっと大きく見るとこんな感じだ。

待合室おあり、長く無人駅であるが、きれいであった。

集落も駅前にそこそこあるが、店はなかった。

 

次の駅が秋田県であり、かつては院内銀山もあったのでそこそこ栄えていたのだろう。

今は林業も盛んなようだ。

 

列車は1日上下8本ずつ運行されている。

平均乗降客は20人というから少ない。

確かに秘境駅という感じだった。

 

こういう年齢になったから行ける旅でもある。