コンセプト

冥府エルフというと、フェアリービーストや回帰からのゲームを延ばし、冥府への道でのフィニッシュが強烈に印象付けられますが、実際にはリノセウスやフェアリーでのビートダウンで勝負をつけることの方が非常に多いです。

しかしエルフデッキのアタッカーはどれも小型ばかりで、守護を持つカードを大量に採用したデッキ相手だと突破に手ごずり、みるみるうちに厳しいゲーム展開に持っていかれがちです。
そこでサブプランに冥府への道を採用し、お互いの穴を埋めた形が冥府エルフといえます。

構築


ベビーエルフメイ
1コストで1点を飛ばしながら11が残るハイスペックカード。
エンシェント等から戻して盤面を制圧するのにも使いますが、基本目先の盤面をクリアするために躊躇なく使います。

自然の導き
リノセウスのコンボや、cip効果を使い回す為に使います。
引きが奮わない時は率先してフェアリーに使うこともあります。

サークル
2t収穫祭を見据えて1tに使わないこともあれば、3tエンシェントに向かって1t発動することもあります。
一概には言えませんがコントロール相手には打たず、ビートダウン相手には打っていくことが多いです。
1cですぐ墓地が肥えるのもポイント。

新たなる運命
手札抹殺。冥府のために温存するのも大事ですが、ハンドが辛い時は早々に切っていくことも重要です。

ウィスパラー
フェアリーサークルに生き物が付きました。
なるべくならただ倒されるのではなく、相討ちを狙えるタイミングで出していくのがベスト。それだけで2アドです。

ダンジョンフェアリー
本構築のキーカード。
多めのバウンスカードはリノセウスでの削りのチャンスを増やし、2重収穫祭を張りやすくします。
2c22も優秀で、アグロデッキなどに対して有効な対抗策となります。

リノセウス
簡単に10点近く叩き出すバグカード。強力ですがデッキに何枚あるか、引いたら何点出せるか常に把握し的確にトレードに使うかどうか判断する必要があります。

森荒らしの報復
2c2点バーン。1枚フェアリーを生み出すのも優秀です。

妖精のいたずら
除去兼バウンスですが、リノセウスと合わせても守護をどかすのとリノセウスの再利用が両立しえない点、ランダムなのである程度盤面が搾れてないと効果的でない点で使い勝手は悪いです。
しかし2cでの除去、バウンスと1枚ならそこそこ役割の幅もあり、ロイヤルセイバーの除去にも使えるので1枚は採用しています。

収穫祭
未来のカードです。
引いたからといってすぐ打たず、盤面を制した所から打てば充分間に合うので、変に欲張ってたくさんハンドを抱えてライフがないなんてことがないようにするのが大事です。

エンシェントエルフ
ビートダウン相手の貴重な高打点カード。
なにも考えず3t45で出しても強いですが、本当に強く使える打点をデッキ毎に見極めて何処で出すか考えると、より強く使えます。

冥府への道
エンドカード。
どんなに盤面が押されていても、ライフ差があろうとも逆転が狙えるので不利な時はこれ+エンシェントエルフかフェアリービーストでの蓋を勝ち筋にすることも多いです。
序盤に引いて冥府を張らないといけないこともあるのが苦しいので3にしたいこともありますが3枚にしたからといって1枚目の運命で3枚目に到達すれば結局はあまり変わらないのと、ビートダウンをするときに冥府がダブるだけで死が見えるので2に抑えました。

エルフプリンセスメイジ
ロイヤル等の後手を返す可能性を上げるハイスペックカードです。
0コストフェアリーはリノセウスでのワンキルに非常に便利ですし、ただ相手に盤面にバラ撒くだけでもカウンターになって強力です。
コストが重くダブつくとコンボの邪魔なのと、進化を絡めないと有効に使えない点からダブりを嫌って2枚ですが、対ロイヤル等でのフローラルへの返しとして非常に優秀なため、3枚も充分検討できます。

根源への回帰
乙姫を返せる貴重なカードです。
ビートダウンと噛み合っておらず、使い勝手が悪いようにも見えますがこのデッキのビートダウンは幾らかライフを削った後はどうせリノセウスからのバーストでワンキル狙いなので盤面は終盤になればあんまり関係ないです。
盤面をあえて取らせて、相手のpp分以上盤面に並んだところを狙い打つのがベストです。
自身の場も戻るのでリノセウスで得点を稼ぐこともできます。
ロイヤルやミッドレンジネクロ、スカルフェインビショップ等打てる打てないが命取りになる相手が一定数居るので3枚です。

フェアリービースト
バーストが豊富なドラゴンやネクロに有用です。
それ以外にも進化と合わせて盤面を返してやるだけでビートダウン相手には時間を稼ぐことができます。
一旦時間を稼いでしまえば、回帰や冥府でリセットしたり、リノセウスで無理矢理ライフを削って勝ちに繋げられます。

長くなったので相手ごとのプランやマリガンは別の記事にて。