9/9~10に行われた、「ツインリンクもてぎチャンピオンカップレース スーパーFJシリーズ第5戦」にZAP SPEED RACING TEAMから出場してきました。
4月からチームに加入し、早くからのデビューを1つの目標としてきました。
チームからレースに出るためには、まず、旧型マシンとなるFJ1600でのチーム基準タイムをクリアし、さらにその後、スーパーFJでレース参戦のための基準タイムをクリアしなければなりません。
1つ目の基準を2回の走行でクリアし、2つ目も3回ほどでクリアできたため、急遽、最終戦に出るという話になりました。
レースに出られるようになるまでに1年かかる人もいると事前に言われていたため、これまでの経験や知識、日々のトレーニング、シミュレーターなどで得た技術などを駆使し、早くからスーパーFJを理解することに努めました。
その結果、チームに加入して5ヵ月でのデビューができ、スーパーFJに乗り始めてから、わずか2ヵ月余りで参戦となりました。
メカニックからは「どんどんステップアップしていくな」とほめてもらいましたが、正直、多少の不安はあります。
今回は、レースウィークの金曜日からしかレース用マシンには乗れなかったのですが、短時間の中でしっかりマシンと対話し、限界を引き出すことができたと思います。
金、土曜日練習の2日間では、早めに新品タイヤを導入し感覚をつかむために多めに走ったりとできることを尽くしました。
チームメイトもライバルであるため、メカニックにそのドライバーのこれまでのレースの組み立て方や苦手だろうというところを聞いて作戦を立て当日を迎えます。
予選は、あっという間に終わってしまい、上手くスリップを使えずに悔しくも2位、フロントローとなりました。
午後からの決勝は、デビュー戦ということもあり、始めは緊張しないように明るく周りにふるまっていたのですが、いざコックピットに座ると段々緊張してきてオンボードカメラの電源を入れ忘れてしまいました。
後で見返して復習したかったのですが…
グリッドに並び、フォーメーションラップスタート、まさかのエンストをしてしまいかなり焦りました。
そしてスタート。まずまず決まり、出だしは良かったのですがそこからの伸びがなく1コーナーを過ぎたところで3位に後退してしまいます。
そこからはトップ3のバトルとなり、激しいトップ争いに…
事前にメカニックと相談していた戦術は、できることなら1コーナーでトップを取り、逃げきる。トップをとれない場合は、背後からプレッシャーをかけ、落ち着いてオーバーテイクの機会を狙うというものでした。
5周が過ぎるころまで、前車と激しくバトルしていましたが、なかなか抜けず、少し焦りが出始めました。しかし落ち着いてプレッシャーをかけることに専念します。ファステストラップもこの時に出せていました。
6周目、ついにチャンスはやってきます。1,2位が交錯し、これを冷静に見て、2台をかわします、ついにトップを走行です。
そこからはゴールまで1人旅。2位に20秒のギャップをつけ優勝!
表彰式では、最高の気分を味わうことができました。
他車同士の接触というラッキーな部分もありましたが、そのチャンスを活かし、巻き込まれることなく、デビューレースで優勝することができたのは自信になります。1歩確実に前に進むことができたと感じました。
このような結果を出せたのも、チーム、メカニック、スポンサー様、応援してくれる皆様のおかげです。
メンタルトレーニングのAXIA様、応援に駆けつけていただいた上田様、そして家族、本当にありがとうございました。
すべての方に心から感謝しています。
これからも全力を尽くして上を目指します。
Dream it. Do it !