こんばんは!

暇人です。

今日も気持ちのよい天気でした…

今は素敵な満月照れ照れ

月光浴だと…ベランダに出てみれば

うっ、寒い。

今日は風の冷たい日でした…

あれもこれもと、欲張ると…

1日が終わるのは、あっという間星

明日はどうかな?



さて!
久しぶりに、善行さんのお話をいたしましょう。
よろしければ、軽い気持ちでお付き合いくださいね!

 

 

 

 

スパイスからカレー作ったことある?

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  ある日の善行さん 64
  
  コトコトと…今日は珍しく、スパイスの
香り。これだけは、誰にも負けぬと
自画自賛する、善行…
インフルエンザ流行しているので、
しばらく習字教室はお休みにしよう…と、
保護者の要望にお答えして、しばらくは
余裕のある、善行です。
それでも、勉強を教えて欲しい…と来る
子供を、無下にすることも出来ず…
1日数人のみ、受け入れることにしました。
しばらく就活をして、休んでいた、バイトのトシオも…最近ようやく再び戻ってきたので、子供の世話は、彼にまかせよう…
そう目論んで、台所にこもっていました。
丹念に、グラスを磨きたて…包丁を研いでいると、善行の気持ちも落ち着きます。
やはり、これだけは忘れてはいかんなぁ~しみじみと思い、コーヒー豆を、
セットしました。

「おっ、このにおいは!」
やはり、来たか!
ピクピク…
眉間にシワを寄せる善行です。
この男には、遠慮とかないのだろうか?
いつも思います…
「おまえ~どんだけ鼻がいいんだ!」
絶句して言うと、
「そりゃあ、この世にオギャアと産まれ落ちた時から、今日にいたるまで…
付かず離れずの付き合いだからね!
ボクを差し置いて、いいことしよう、なんて甘いあまい!」
まったくもって、油断ならないこの男…
さっさと勝手口から、身を滑らせると…
嬉しそうに、鍋の蓋を開けて
「丁度、今日はカレーを食べたいと
思ってたとこだったんだ!」
満面の笑みを浮かべて、ブスッとしている善行を見ました。

「おや?そういえば…ミツキちゃんは?
来てないのか?」
やはりそう来たかと、憮然とした顔の善行。
揉み手をしながら、近付くよっちゃんは、
「まぁ、まぁ、そんな顔しないでよ~
ゼンコーさんのカレーは、当代随一の
うまさなんだからさぁ。
せっかくうまいカレーが、まずくなっちまうよ~」
そう言うと、「手伝うよ」と言い、
いそいそと食器棚に近付くと、善行愛用のマグカップを取り出して、
「あっ、ボクのもある?」と聞くと、
今度は客用のカップを取り出そうとしました。
「おまえは、こっちのでいい」
洗い桶に浸かったままの、真っ白い
カップを指差すと…
「洗うよ」と言って、早速よっちゃんは、袖をまくりあげました。


「それにしても、あれだな!
  この作り方は、やっぱり和枝さんからか?」
よっちゃんが聞くのは、無理ありません…
闘病の末に、亡くなった和枝さんは…
善行の将来のことを心配して、
徹底的に、肉屋のオバサンの協力もしてもらい、手取り足取り伝授したのです。

手早くコーヒーを、カップに注ぐ善行は、
「それは違うな」
即座に否定します。
「これは…色んなカレー屋を歩き回った末に、見つけたレシピなんだ。
和枝には、食べさせたこと、ないんだ」
と言うと、よっちゃんはふと口を閉じると…
「それは、もったいない…」
思わず漏れたのは…よっちゃんの本音だったのでしょう。
それから、ニヤリと気になるにやけ笑いを浮かべると
「どうせなら、カレー屋をすればいいのに!」
もっともらしく言うので…
「嘘つけ!おまえがいつでも食べられるように、したいだけなんだろ?」
そう言うと…スプーンでカレーを少量すくい取ると、
「うーん、いい香り」
そう言って、誤魔化すように、口に運びました…





 
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