ついに、この時が来ました。

御迎えを待つ間…ジャングルジムから園庭の隅っこの木陰に移動して、

ケンタとタカシくんと、カイくんは、何やら作戦会議をしました。

まずは、何が一番いいか…

とりあえず、うまくタカシくんのお母さんを利用しよう…というものです。

さて、それにはどうするか…あれこれ考えたあげく、

「やっぱり、メアリーさんの家に連れてってもらわないと、ダメだよね?」となり、

「それは、ボクにまかせて!」

そう言い出したのは、カイくん。

前回の名誉挽回(途中で、迷子になった)ということで、

先生から聞き出そう…というものです。

「そんなに、うまくいくかなぁ?」

一人冷静なタカシくん。

心配そうに言います。

だけど、カイくんはそんなことおかまいなしで、

「こういうのは、下手に噓を言うより、本当のことを、言った方がいいんだ!」

カイくんが、もっともらしく言うと…なんだかよくわからないけど、

そのよう聞こえてきます。

「それって、なに?」

興味津々で、ケンタがくいつきます。

「それはもちろん」

カイくんは、胸を張ります。

「もちろん…ずばり、メアリーさんのお見舞いに行きたいって、

 素直に言うことだ!」

と、得意気に、鼻の頭をなでました。

 

 

 

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