「そう言うおまえたちこそ、何か考えがあるのか?」

責められて、カイくんが悔しそうに言うと、

「それは…」と、口ごもるケンタ。

するとタカシくんは「うーん」と言いながら、

「まずは…」とケンタを見ると慎重に言い始めます。

「途中までは、一緒に帰るでしょ?

 それで、そこからボクたちだけになれれば、いいんだけど…」

ダメだと言ってたけれども、少しその気になってきたようです。

カイくんにつられて、なんとかうまい方法がないものか…と、

一緒になって考えます。

「そうだね!先に帰る、と言うとか」

ケンタが言うと

「うーん、どうだろ?」とタカシくん。

「忘れ物をした、と言って、戻るとか」とカイくん。

「そうしたら、母さんも一緒について来るよ」

「だって おまえ!妹がいるだろ?」

さすがにカイくんは、冷静です。

「そうだけどさぁ~」

タカシくんは言うけれども、今一つのようです。

「いっそのこと…みんなでメアリーさん家に行くとか?」

ケンタも言うと…

タカシくんも、かなり真剣です。

「母さんも?」

「オバサン…知ってるのか?」

やはりダメなようです。

「いいアイディアだと思ったのになぁ~」

すっかりガッカリする、タカシくん。

自分たちだけで、冒険をするのは、中々難しい…

そう実感したケンタたちなのでした。

 

 

 

 

 

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